初心者でもわかるように教えて欲しい!
この記事は、上記のようなお悩みを解決できる内容となっています。
- SEOってなに?
- SEO対策の基本
- ブログでSEO対策をする目的
- 初心者がやるべきSEO対策【15個】
- SEOに関する注意点
- SEOの初心者向けおすすめ本
この記事を書いてる僕は、ブログ歴・エンジニア歴15年以上で、当サイトではブログ運営に役立つノウハウを発信しています。
ブログを始めると、SEOってよく見聞きしますよね。
SEO対策を適切におこなうことで、アクセスの集まる「読まれるブログ」となります。
- 「SEOってそもそも何かわからない…。」
- 「言葉はなんとなく知ってるけど、具体的な対策がわからない…。」
といった方に向けて、SEOの基本から具体的な対策についてわかりやすく解説していきます。
それでは、いってみましょう!
目次
SEOってなに?
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」という意味になります。
SEO対策とは、検索エンジンでサイトを上位表示させるための対策のことです。
検索エンジンには、下記のようにさまざまな種類があります。
- Yahoo!
- bing
- Baidu
- DuckDuckG
SEO対策とは、トップシェアを誇る「Google」の検索エンジン対策と考えてOK。
statcounterによる検索エンジンのシェア率は下記の通り。
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データによるとシェア率は、Googleが75.47%、次いでYahoo!が13.5%となります。
Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムが採用されているため、合わせて約9割となります。
①:SEOの仕組み
検索エンジンが順位を決める仕組みは、下記の3つのステージがあります。
- クローリング:クローラーという検索ロボットが情報を収集
- インデックス:クローラーが集めた情報をGoogleデータベースに保存
- ランキング:ページを評価し、ユーザーの検索キーワードに適した順位を決定する
>>参考:Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について
クローラーがサイト情報を収集し(①)、その情報をデータベースに保存します(②)。
ユーザーの検索キーワードと保存されたデータを照らし合わせて、適した情報から上位表示していく(③)といった流れです。
この3つの各ステージの対策として、
- クロールしてもらいやすくする
- インデックス登録させやすくする
- ページ評価の高まりやすいコンテンツ作りをする
上記の3つのポイントを押さえ、検索上位表示されるための施策がSEO対策となります。
②:内部SEO対策と外部SEO対策の違い
SEO対策には、「内部SEO対策」と「外部SEO対策」があります。
それぞれの違いは下記の通り。
- 内部SEO対策:サイト内で実施する対策。タイトルや見出しの設定、サイト構造の最適化など。
- 外部SEO対策:サイト外で実施する対策。被リンクやサイテーション(他サイトからの引用)など。
ブログ初心者の方は、「内部SEO対策」→「外部SEO対策」の順に進めていきましょう。
内部SEOは自分自身で対策可能ですが、外部SEOは他者からの評価になるため、自分でコントロールはできません。
内部SEO対策をしっかりおこない評価が高まることで、外部SEO対策が可能となります。
SEO対策の基本
SEO対策の基本は、ユーザーファーストなコンテンツ作りです。
ユーザーファーストが重要であることは、Googleでも公式に発表されています。
つまり、読者にとって役立つ情報を提供することが基本となります。
Googleの企業理念は、「ユーザーにとって有益なコンテンツを提供すること」です。
この理念を具体化したものが「Google が掲げる 10 の事実」になります。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
ブログでSEO対策をする目的
ブログでSEO対策をする目的は下記の通り。
- 読者が使いやすいサイトになる
- アクセス数アップにつながる
- ブログが資産となる
①:読者が使いやすいサイトになる
SEO対策をすることで、読者にとって使いやすいサイトになります。
「ユーザビリティ(使いやすさ・利便性)が高いブログ」という言い方をします。
サイト内が使いやすくなることで、離脱率が低下し、ブログ内滞在率・巡回率が向上します。
ユーザビリティが高いと、読者満足度が上がるため、収益化しやすくなるといったメリットもあります。
②:アクセス数アップにつながる
検索で上位表示されることで、アクセス数がアップし、多くの人に読まれる人気ブログとなります。
ブログを読んでもらうために、検索上位表示を狙うSEO対策が重要になるわけですね。
③:ブログが資産となる
SEOで上位表示されるようになると、ブログが資産となります。
記事やサイトは自分で消さない限り残るため、上位表示されている間、勝手にアクセスを集めてくれるわけです。
上位表示されたページは急激な順位変動が少なく、安定したアクセスが得られるため、資産性があります。
ブログ初心者がやるべきSEO対策15個
ここからは、具体的にやるべきSEO対策について解説していきます。
- 記事対策
- キーワード対策
- 画像対策
- サイト対策
の4項目、計15個の対策があります。
それぞれ順番に解説していきますね。
①:質の高い記事を書く【重要】
SEO対策で最も重要なのが、「質の高い記事を書く」ということです。
いくら適切なキーワードを狙っても、いくらサイトがおしゃれでも、中身のない記事だったり、読みにくかったり、読者ニーズと外れた記事だと評価は高まりません。
質の高い記事とは、読者の検索意図にマッチした記事のことです。
読者の必要としている情報や、読者の悩みを解決できる内容をキッチリ提供できる記事を書くことが最重要ポイントとなります。
ブログ記事の書き方については、ブログの書き方7ステップ15のコツ【初心者向けマニュアル】で詳しく解説しています。
②:E-E-A-Tを意識する
E-E-A-Tとは、Googleの検索品質評価ガイドラインの評価基準のことです。
E-E-A-Tのそれぞれの頭文字は、
- E:Experience(経験)
- E:Expertise(専門性)
- A:Authoritativeness(権威性)
- T:Trustworthness(信頼性)
を表しています。
E-E-A-Tを意識した記事を作成することで、SEOにプラスの効果が期待できます。
具体的には、実体験をともなう記事、専門性を活かした記事、運営者情報の記載、信頼性の高い情報の提供といったことを意識しましょう。
③:ペルソナを設定する
ペルソナを設定することで、読者ニーズに沿った記事を書くことができ、SEO面にも効果を発揮します。
ペルソナとは、あなたの記事を読んでくれる想定読者像のことです。
たとえば、[ブログ 稼ぎ方]というキーワードの場合、「副業でブログを始めたいので収益化の方法を知りたい」という検索意図をもったペルソナを設定します。
ペルソナに合った記事を書くことで、より読者の検索意図に合った、刺さりやすい記事となります。
ペルソナの設定方法については、ブログのペルソナの作り方最速3ステップ【完全解説】で解説しています。
④:目次を設置する
目次を設置することで、ユーザーの利便性がアップし、SEO効果が期待できます。
記事の全体像がパッと見でわかるため、目的の情報に辿りつきやすくなります。
結果、読者の離脱率が下がり、滞在時間が上がります。
目次がGoogleの検索結果欄に表示される場合もあるため、直接アクセスUPにつながる要素ともなります。
目次はプラグインを使うことで、簡単に設置することができます。
目次の設置方法を知りたい方は、WordPressブログ目次の作り方【Table of Contents Plus】を参考にしてみてください。
⑤:キーワード選定をする
キーワード選定はSEO対策の基本となる要素です。
キーワード選定とは、ターゲットとなる読者が検索するであろうキーワードを選ぶことです。
キーワード選定が上手くいかないと、需要のない記事になってしまったり、上位表示することが難しくなったりします。
キーワード選定は、「記事の関連ワード」、「検索ボリューム数」を参考に決めていきましょう。
下記の無料ツールで調べることができます。
- ラッコキーワードで関連ワードを調べる
- Googleキーワードプランナーで検索ボリューム数を調べる
キーワード選定の方法については、SEOキーワード選定の方法とコツを解説【4ステップ】でわかりやすく解説しているので、チェックしてみてください。
⑥:タイトルにキーワードを入れる
タイトルにはキーワード選定で選んだキーワードを必ず入れましょう。
キーワードを入れることで、Googleの検索エンジンにも読者にも記事情報が伝わりやすくなります。
ポイントは、「狙ったキーワードをなるべく先頭付近に記載すること(左寄せ)」と、「シンプルにストレートに伝えること」です。
たとえば、[WordPress テーマ おすすめ]というキーワードであれば、「WordPressテーマおすすめ5選を紹介」といった感じ。
凝った長いタイトルよりも、シンプルな表現のほうが検索エンジンに伝わりやすく、SEOには効果的とされています。
タイトルに付け方は、ブログ記事タイトル付け方8つのコツ【SEOに強い決め方と裏技30】で詳しく解説しています。
⑦:見出しにキーワードを入れる
見出しにも狙ったキーワードを適度に入れましょう。
Googleと読者の両方に記事内容をしっかり伝えるためにも、見出しにキーワードを入れることは重要です。
Headings give you the opportunity to tell both Google and users what’s important to you and your website.
(訳)見出しを使用すると、あなたとあなたのウェブサイトにとって何が重要かを Google とユーザーの両方に伝えることができます。
引用: Google Search Central Blog
ただし、狙ったキーワードで上位表示させたいからといって、詰め込み過ぎはNG。
読者にとって読みにくいだけでなく、ペナルティの対象となる場合があります。
不自然な文章にならないよう、記事の全体像がしっかり伝わるように、適度にキーワードを入れましょう。
見出しの作り方については、ブログの見出しの作り方は?【SEOに効果的な方法を解説】で解説しています。
⑧:メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプションを設定することで、クリック率アップにつながり、間接的にSEO効果が得られます。
メタディスクリプションとは、記事の内容を要約した短い説明文のことです。検索結果で記事タイトル下に表示されます。
メタディスクリプションは、タイトルを補完し、記事内容とアピールポイントをわかりやすく伝えるのが目的です。
タイトル同様、狙ったキーワードをなるべく先頭付近に入れることで上位表示されやすくなります。
メタディスクリプションの書き方については、メタディスクリプションの最適な文字数とSEOに効果的な書き方で詳しく解説しています。
⑨:画像のalt属性を設定する
alt属性とは、画像の説明文のことです。
不具合によって画像が表示されない場合に、altの内容が表示されます。
alt属性を設定することで、画像の内容をGoogleの検索エンジンに伝えることができます。
設定方法は簡単で、WordPressの投稿画面から画像を選択し、代替テキストの欄に記述すればOK。
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alt属性を設定すると画像検索でも有効となるため、SEOに効果的な対策です。
(※装飾目的の画像の場合はalt属性の設定は不要です。)
⑩:画像のファイル名をわかりやすくする
alt属性に加えて、画像のファイル名もSEOに関係する要素となります。
画像の内容が具体的にイメージしやすい名前を付けるようにしましょう。
たとえば、走っている猫のイラストの場合だと、「cat.jpg」よりも、「running-cat.jpg」の方がよりイメージが伝わりやすいファイル名となります。
⑪:画像のファイルサイズを圧縮する
画像のファイルサイズを圧縮し、表示速度がアップすることでSEOにプラスの影響を与えます。
コアウェブバイタル(Core Web Vitals)という、2021年6月からランキングの評価基準に組み込まれた指標でも、表示速度が重要とされています。
ユーザーの操作性を高め、安定した速度で表示するためにも、画像のファイルサイズにも気を使うようにしましょう。
画像の圧縮には、「EWWW Image Optimizer」というプラグインを使用する方法と、「TinyPNG」というWeb上のツールを使用する方法があります。
両方を取り入れることで、大幅にファイルサイズを減らすことができます。
>>WordPressブログおすすめプラグイン厳選7つ【入れすぎ注意】
⑫:ナビゲーションメニューを設置する
ナビゲーションメニューとは、サイト上部やサイドバーなどに並んでいるメニューのことです。
ナビゲーションメニューを設置することで、読者はサイト内のコンテンツを把握しやすくなり、Googleのクローラーの巡回のサポートにもつながります。
WordPressテーマによって、ナビゲーションメニューのデザインもさまざまです。
>>AFFINGER6を2年使った僕が本音レビュー【リアルな感想】
ナビゲーションメニューを設置して、読者とクローラー双方にわかりやすいサイトにしていきましょう。
⑬:内部リンクを活用する
内部リンクとは、サイト内の記事同士をつなぐリンクのことです。
内部リンクを適切に貼ることで、読者が必要なコンテンツに辿り着きやすくなります。
Googleのクローラーの巡回もうながすため、SEOに効果的です。
内部リンクの貼り方については、ブログ内部リンクのSEOに効果的な貼り方【7つのコツ】で詳しく解説しています。
⑭:サイトマップを導入する
サイトマップを導入することで、検索エンジンにサイト全体の情報を認識させることができます。
検索エンジン向けのサイトマップを、XMLサイトマップと言います。
XMLサイトマップがあることで、クローラーに情報が伝わりやすくなり、検索結果に反映されやすくなります。
XMLサイトマップの導入方法は、WordPressサイトマップの作り方と設定方法で、わかりやすく解説しています。
⑮:サイトの表示速度を高める
サイトの表示速度はSEOに影響する重要な指標です。
表示速度がランキングに関係することは、Googleが公式に発表しています。(参考:Google検索セントラル)
表示速度が遅いと、ユーザーの離脱にもつながります。
Googleのデータによると、1〜5秒で90%離脱率がアップしてしまいます。
ユーザーにとってもGoogleにとっても表示速度は大切な指標です。
表示速度を高めるには、高速のサーバーを使用することが手っ取り早く、おすすめです。
国内最速NO.1の「ConoHa WING」は高性能でリーズナブルなのでおすすめ。
サイトの表示速度を高め、SEOに強いサイトにしていきましょう。
SEOに関する注意点2つ
SEOに関する注意点について2点、お話ししていきますね。
注意点①:過剰な対策はNG
SEOで上位表示を狙うあまり、過剰に対策してしまうのはNGです。
過剰なSEO対策は、ペナルティの対象となる場合があります。(「検索エンジンスパム」とも呼ばれます。)
代表的なものとしては、
- キーワードの詰め込みすぎ
- リンクの入れすぎ
の2つ。
キーワードで上位を狙うあまり、見出しや本文に同じキーワードや同様の文章を詰め込むケース。
また、関連性のないリンクを大量に貼るケース。
上記の2つとも、Googleのポリシー違反になる可能性があるので避けましょう。
注意点②:コアアルゴリズムアップデートに注意
コアアルゴリズムアップデートとは、Googleがアルゴリズムを大幅に改善し、検索結果に影響するアップデートのことです。
コアアルゴリズムアップデート後は、検索結果に大きな変化が起きる場合があります。
ユーザーが求めている情報を提供するために、Googleは日々改善しています。
アップデートの内容はその時によってさまざまです。
Google公式ブログやTwitterで発信され、アップデート完了後にもアナウンスがあるので、最新情報をチェックしておきましょう。
SEOの初心者向けおすすめ本3選
SEO初心者に向けて、おすすめの本を3冊ご紹介します。
SEO関連の本は僕自身、数十冊は読みましたが、その中でも特に初心者の方にわかりやすいものを厳選しました。
①:10年つかえるSEOの基本
SEO初心者向けの定番の本です。
会話形式で読みやすく、SEOの基本をサクッと学ぶことができます。
普遍的な考えがわかるので、今後のSEOでもまだまだ活用できる1冊です。
②:いちばんやさしいSEO入門教室
知識から具体的な対策まで、「SEO入門」という名にふさわしい内容の1冊です。
図やイラストも豊富で、SEOを理解しやすい良書です。
③:はじめてのSEO
SEOの具体的な対策について書かれた1冊。
「SEOとは?」といったような基本説明は最小限のとどまっており、実際の対策についてメインに書かれています。
SEO対策で何をするべきか、具体的な手法について知りたい方におすすめ。
その他のおすすめ本については下記の記事内のSEOライティング編で紹介しています。
まとめ:SEOは読者とGoogleの気持ちを考えるのが本質
SEO対策の基礎知識から具体的な手法まで解説しました。
再度、ブログ初心者がやるべきSEO対策についてまとめますね。
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SEOには、色々な手法があり、アップデートにより変化する部分もあります。
しかし、どんなアップデートがあっても変わらない普遍的なSEO対策は、
- 読者(ユーザー)が満足するコンテンツを提供すること
- Googleにわかりやすく情報を伝えること
だと言えます。
読者とGoogle双方の気持ちを考えて、記事やサイト作りをしていくのが、SEOの本質です。
ブログの収益化については、下記の2つの記事を参考にしてみてください。