毎日更新すべき?SEOの影響は?
適切な投稿ペースを知りたい!
この記事は、上記のようなお悩みを解決できる内容となっています。
- ブログの更新頻度とSEOの影響
- ブログ記事の適切な更新頻度
- 更新頻度を上げる方法
- 記事の質を高めるコツ
- ブログの更新頻度に関する注意点とよくある質問
この記事を書いている僕は、ブログ歴・エンジニア歴15年以上で、当サイトではブログ運営に役立つノウハウを発信しています。
今回は、ブログ記事の最適な更新頻度について解説します。
- 「ブログで稼ぐなら毎日更新すべき!」
- 「記事の質が良ければ更新頻度は関係ない!」
など、色々な意見があるため、混乱してしまいますよね。
結論から言うと、ブログの更新頻度はSEOに直接的な影響を及ぼすことはありません。
しかし、記事の質や読者目線で考えると、更新頻度はSEO間接的な影響を与える要因となります。
本記事では、「更新頻度とSEOの関係の現状」について詳しく解説していきます。
それでは、いってみましょう!
目次
ブログの更新頻度とSEOの影響
ブログの更新頻度とSEOには、直接的な影響はありません。
しかし、実際には更新頻度の高いブログが上位表示される傾向にあり、間接的にSEOに影響を与えています。
更新頻度とGoogleの評価は関係ない【基本情報(表向き)】
ブログの更新頻度は、Googleの評価の対象とはならないことが公式に発表されています。
Googleのジョン・ミューラー氏による発言を要約すると、下記の内容となります。
参考:Search Console Help
- 更新頻度よりもWebサイト全体の質が重要。
- 投稿すべき記事の数、文字数、ページ数の最低基準はない。
- 毎日更新よりも質を優先すべき。
つまり、更新頻度はGoogleの評価の対象にはならず、あくまでも「質」を重視しているということです。
質の高い記事とは?【直接的SEO】
といった疑問が出てきますよね。
質の高い記事とは、読者ニーズに合った記事です。
読者が求めているものを把握して提供する
出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
具体的には下記の項目を満たすことが大切。
- 読者の悩みを解決できる
- 検索意図に合っている
- 理解しやすいレイアウトである
- 求めている情報を提供している
- 必要な情報が網羅されている
- 信頼性の高い情報である
- 独自性のある内容である
読者が求めている内容の記事を提供することが、直接的なSEO対策となります。
読者への影響【間接的SEO】
ここまで、「更新頻度はSEOに直接の影響はなく、記事の質が重要である」ことをお伝えしました。
一方で、読者目線で見ると、サイト内が全然更新されていなかったり、10年以上前の記事が出てきたらどうでしょうか?
あまり更新されていないブログだと、情報が古かったり、今とは状況が変わって誤った内容になっている可能性もあります。
定期的にメンテナンスされているブログのほうが、読者にとって信頼感が高まり、見たいと思ってもらえるサイトとなります。
また、定期的に記事を更新することで、ライティングスキルも高まるので、結果的に記事の質アップにもつながります。
- 情報がフレッシュである
- 記事の信頼性が高まる
- ライティング力の向上
上記の観点から、間接的にSEO影響を与えるわけですね。
更新頻度は結果的にSEOに影響する【事実】
事実として、更新頻度の高いブログは上位表示されやすいため、結果的にはSEOに影響するのが現状です。
毎日更新にこだわる必要はありませんが、質の高い記事を一定の頻度で更新していくことが大切です。
では、ブログの適切な更新頻度とはどのくらいでしょうか?
次章で詳しく見ていきましょう。
ブログ記事の適切な更新頻度
結論として、ブログ記事の適切な更新頻度は、「週2〜3回」です。
もちろん、質の高い記事を毎日更新できるならそれがベストです。
現実的なラインとして、個人でブログを運営している方なら、「週2〜3回」の更新が適切な頻度です。
【前提】量を積み上げることが大切
前提として、まずは記事の量を積み上げることが大切です。
ブログは始めてすぐに伸びるわけではありません。
まずは、100記事を目安に記事を書いていきましょう。
- サイト評価が高まる
- ライティング力が高まる
- アクセス解析を活用できる
100記事を達成した頃には、徐々に成果が出始め、ブログ運営の感覚がつかめてきます。
ライティング能力も上がっていますし、アクセス数などのデータを活かせるようにもなります。
週1回、月1回でも大丈夫?
週1回であれば、検索エンジン的にも読者目線から見ても問題ありません。
ただし、週1回のペースだと年間で50記事ほどなので、サイトが評価されるまでには時間がかかってしまいます。
月1回のペースだと、年間で12記事にしかならないので、なにかしらの成果を上げる(SEO面、アクセス数UP、収益化)にはかなり厳しいでしょう。
また、サイトの信頼性や評価の維持という意味でも、記事が少ないうちは月1回ペースはおすすめしません。
更新頻度を上げる方法3つ
ブログの更新頻度を上げるための実践的な方法は下記の3つ。
- 完璧を目指さない【60%でOK】
- 得意分野のジャンルを選ぶ
- 記事構成案に沿って書く
それぞれ、一つずつ見ていきましょう。
①:完璧を目指さない【60%でOK】
いくら記事の質が大切とはいえ、最初から良い記事なんてなかなか書けません。
記事の質が高まるのは、経験ありきです。
最初のうちは、完璧を目指すよりも「60%くらいの出来」で良いので、どんどん更新していくことを意識してください。
メンタル面・継続面から見ても、完璧を目指すとしんどくなってきます。
記事がたまってくるにつれ、ライティングスキルは上がっていくので、それから以前の記事をリライトすればOK。
ブログは一度書いて終わりではなく、いつでも過去記事をリライトできます。
1つの記事に時間をかけすぎてなかなか前進しないよりも、どんどん書いて、スキルが上がってから過去記事を見直した方が効率的です。
スキルアップした未来の自分が過去記事をグレードアップしてくれます。
②:得意分野のジャンルを選ぶ
ブログの更新頻度を高めるには、得意分野のジャンルを選ぶのがおすすめです。
自分が興味のあることや得意なことであれば、語れることがたくさんあるはず。
- 楽しみやすい(継続につながる)
- すでに知識がある(インプット不要)
- 経験談・専門性を活かせる
- 記事の熱量が伝わりやすい
得意分野であれば、インプットやリサーチせずに記事を書いていけます。
③:記事構成案に沿って書く
構成案に沿って書くことで、記事を書くのが大幅にラクになります。
どんな記事にするか、イチから考えて書くと、膨大な時間がかかってしまいます。
記事構成案を決めて、それに沿って書くことでハードルも下がり、更新頻度アップにつながります。
ブログの記事構成案については、下記の記事にテンプレートがあるので、ぜひ活用してください。
>>ブログの記事構成案の作り方5ステップ【テンプレートあり】
記事の質を高めるコツ3つ
「質の高い記事=読者ニーズに合った記事」というのは、前述したとおりです。
では、実際に質の高い記事を書くには、どうしたらいいのでしょうか?
記事の質を高めるための具体的なコツは下記の3つです。
- ペルソナを設定する
- キーワード選定をする
- 読者の潜在ニーズを満たす
それぞれ見ていきましょう。
①:ペルソナを設定する
ペルソナ(想定読者)を設定することで、記事の質を高めることができます。
読者ニーズに見合った記事にできるだけでなく、記事が書きやすくなるというメリットもあります。
- 年齢
- 職業
- 家族構成
- 趣味
- 価値観
ペルソナ設定の項目には、他にも多くの項目がありますが、記事に必要となるものだけでOK。
「どんな検索意図で、どんな情報を求めている人物か」を意識して設定することが大切です。
ペルソナの作り方については、下記の記事にて詳しく解説しています。
②:キーワード選定をする
キーワード選定をすることで、読者の検索意図に合う記事を書くことができます。
キーワード選定では、「サジェストキーワード」を活用しましょう。
サジェストキーワードとは、検索エンジンにキーワードを入力した時に表示される、検索候補のことです。
上記の場合、「ボールペン おすすめ」といったキーワードに対し、「書きやすい」「ビジネス」といったサジェストキーワードが出てきます。
サジェストキーワードから検索意図を把握し、読者ニーズに見合った記事を書いていきましょう。
キーワード選定をしっかりおこなうことで、質の高い記事作りにつながります。
キーワード選定のやり方、検索意図の調べ方については、下記の記事で詳しく解説しています。
>>検索意図とは?SEOでの重要性とブログでの活用方法を解説
③:読者の潜在ニーズを満たす
読者の潜在ニーズを満たす記事を書くことで、満足度アップにつながります。
潜在ニーズとは、読者自身がまだ気づいていないニーズのことです。
- 顕在ニーズ:読者が自覚している直接的なニーズ
- 潜在ニーズ:読者の自覚はないが本来求めていたニーズ
- 顕在ニーズの例:プログラミングを学びたい
- 潜在ニーズの例:給料の高い会社に転職したい
たとえば、「プログラミングを学びたい」という直接的な顕在ニーズに対し、本来求めていた「収入を上げたい」という潜在ニーズが考えられます。
上記の例を記事にすると、プログラミング学習に関する「顕在ニーズ」を満たしつつ、収入に関する情報やIT転職サイトの紹介など、「潜在ニーズ」を満たす内容も取り入れるといったイメージ。
更新頻度に関する注意点
更新頻度に関する注意すべきポイントとして、下記の3つの行為はNGです。
- 記事の投稿日だけを更新する
- ほんの一部だけ変更し更新する
- ボリュームの少ない記事を量産する
更新頻度を高めるために、過去記事の投稿日だけを更新したり、数文字や一部の画像だけ差し替えて更新するのはNG。
また、短文で低品質の記事ばかり量産して更新頻度を高めても、逆効果です。
ブログの更新頻度に関するよくある質問
最後に、ブログの更新頻度に関する、よくある質問にお答えしていきますね。
- 毎日更新すると、収益が出始めるのはいつ?
- 記事の文字数が少なくても大丈夫?
- ネタがなくて更新できない時は?
Q1:毎日更新すると、収益が出始めるのはいつ?
更新頻度と収益は関係ありません。
毎日更新したからといって、◯ヶ月で稼げるといった明確な基準は存在しません。
Googleアドセンスに合格すれば、アドセンス広告から収益化もできます。
記事内容によって、早くに収益化できる人もいれば時間がかかってしまう人もいます。
あくまでも目安ではありますが、毎日更新した場合、収益が出始めるまでの期間は「早くて1ヶ月程度、遅くて半年ほど」となります。
Q2:記事の文字数が少なくても大丈夫?
記事の文字数はSEOに影響しませんが、一定の文字数は必要となります。
Googleのジョン・ミューラー氏は「文字数で記事を評価するアルゴリズムはない」と発言しています。
I agree with you & Mihai :). Word count is not indicative of quality. Some pages have a lot of words that say nothing. Some pages have very few words that are very important & relevant to queries. You know your content best (hopefully) and can decide whether it needs the details.
— johnmu likes 🥚 staplers 🥚 (@JohnMu)
ただし、文字数が少ないと、低品質な記事になりがちです。
実際1000文字以下で質の高い記事を書くのは、かなり難しいと言えます。
読者ニーズにこたえられる記事を書くために、最低でも1000文字以上は書くようにしましょう。
>>ブログ1000文字以下は稼げない理由とは?【原因と対策】
>>ブログ記事に最適な文字数はありません【目安と理由を解説】
Q3:ネタがなくて更新できない時は?
ネタがなくて行き詰まった場合、アフィリエイト商品を軸に記事を書くのがおすすめです。
自分のブログジャンルから紹介できる商品を探し、それを記事ネタにしていきましょう。
※登録は無料です。
>>アフィリエイト記事内容の決め方4つ【稼げるテーマ選びのコツ】
まとめ:適切なペースで質の高い記事を更新しよう!
今回は、ブログの適切な更新頻度について解説しました。
要点をまとめると下記の通り。
- 更新頻度はSEOに間接的に影響する
- おすすめの更新頻度は「週2〜3回」
- 質の高い記事を積み重ねることが大切
- むやみに更新頻度だけ高めても逆効果になる
- 記事数が少ないうちは最低でも週1回更新する
適切な更新頻度は人それぞれです。
時間に余裕のある方は毎日更新もアリですし、なかなか時間が取れない方は週1回でもOK。
書くペースも人によってさまざまなので、自分に合った更新頻度を見つけていきましょう。