作り方やテンプレートがあれば教えてほしい!
この記事は、上記のようなお悩みを解決できる内容となっています。
- ブログ記事の構成案とは?
- ブログ記事の構成案の作り方
- ブログ構成案のテンプレート
- ブログ構成案を作る時の注意点
この記事を書いている僕は、ブログ歴・エンジニア歴15年以上で、当サイトではブログ運営に役立つノウハウを発信しています。
当ブログでは、5,000字以上の記事がほとんどで、中には10,000字以上の記事も多数あります。
これだけの文字数でもスムーズに記事を書けるのは、記事の「構成案」があるおかげです。
この記事では、ブログの構成案の作り方を、「簡単5ステップ」でシンプルに解説していきます。
「すぐに使えるテンプレート」もあわせてご紹介しますね。
ブログ記事の構成案とは?
まずは、「そもそもブログ記事の構成案ってなに?」といったところから解説していきますね。
構成案とは記事の設計図である
構成案とは、ブログ記事を書くときに便利な、「記事の設計図」のことです。
建物を建てるときの設計図や、プラモデルの説明書のようなもので、構成案に沿って文章を書くことで、読みやすく、論理的な記事となります。
ブログ記事の構成案を作るメリット
ブログを書く上で構成案を作ることのメリットは下記の通り。
- 読者が理解しやすい記事を作れる
- 記事作りがスムーズになり、作業効率がアップする
- 記事の全体像がわかるので、内容に一貫性が出る
構成案がしっかりしていると、記事に一貫性が出るので、読者に伝わりやすい文章となり、内容の理解にもつながります。
また、構成案に沿って記事を書くことで、ライティングもスムーズに進み、作業効率も大幅にアップします。
文字数を増やしたい方にも構成案は超有効
構成案を作ることで、ユーザーの悩みに合った情報を網羅する事ができ、文字数も自然と増えていきます。
もちろん、文字数がすべてではありませんが、構成案に沿って有益な情報を詰め込めば、文字数が少なくて困るといったことはないです。
なので、文字数が少なくて悩んでいる方、長文がうまく書けない方にも、構成案を作ることは有効な対策となります。
SEOの本質はあくまでもユーザー目線
文字数の多さとは検索順位は直接な関連性はありません。
Googleの検索順位決定のアルゴリズムには、文字数の評価が関係しないことがわかっています。
Google公式で何度も発表されているように、SEOの本質は、ユーザーの検索ニーズを満たすことです。
(参考:Google 公式 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド)
SEOを意識した構成案を作るには、あくまでもユーザー目線で考える事が超重要です。
ブログの構成案の作り方5ステップ
それでは、実際にブログの構成案の作り方をご紹介します。
こまかく多くの手順に分けるのではなく、誰でも使いやすいように、極力シンプルな5ステップにまとめました。
- 【前提】キーワードを決める
- 【想像】想定読者のニーズを考察
- 【あらすじ】記事全体の流れをまとめる
- 【骨組み】タイトル・リード文・見出しを作る
- 【肉付け】それぞれの見出しにあった内容を書く
STEP①:【前提】キーワードを決める
まずは一番始めに、狙うキーワードを選びましょう。
ブログライティングにおいても、SEO対策としても、基本となる部分です。
キーワードを決めることで、
- どんなキーワードで検索流入を狙うかを明確にする
- キーワードに合ったコンテンツ作りをする
この2点をしっかり意識した記事を作る事ができます。
キーワードを決めるツールとして、「ラッコキーワード」を使うのもおすすめです。
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狙ったキーワードの関連キーワードがまとめて表示されるので便利です。
キーワードの選び方については、下記の記事にて詳しく解説しています。
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-
SEOキーワード選定の方法とコツを解説【4ステップ】
続きを見る
STEP②:【想像】想定読者のニーズを考察
次に、サイトに訪れる読者がどんな人かイメージし、その読者のニーズを考えていきます。
読者をイメージするには、ペルソナを設定していきましょう。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 家族構成
- 学歴
- 資格
- 住所
- 趣味
- 関心・興味
- 価値観
上記の表をもとにペルソナを設定し、そのペルソナが満足いくようなコンテンツ作りを目指します。
例えば、ペルソナの年齢に合った悩みにこたえられる内容であったり、趣味で求めている情報であったり、ペルソナに合った具体的な情報を網羅していきましょう。
ポイント:一人のために書く
不特定多数を狙った記事よりも、”想定読者たった一人”に向けて書いた記事のほうが熱量が伝わりやすく、より読まれるブログとなります。
STEP③:【あらすじ】記事全体の流れをまとめる
ブログの記事全体の流れをまとめることで、読者が読みやすく、内容を理解しやすいコンテンツ作りができるようになります。
- タイトル
- 導入文(リード文)
- 本文
- まとめ
ブログ記事はざっくり上記の4段階の流れで構成されています。
キーワードに合ったタイトルを付け、冒頭でどのような内容が書かれているか、どんな悩みにこたえられるかを伝え、それらの中身を紹介していき、最後にまとめるといった流れです。
この流れに沿って書いていけば、まとまりのある読みやすい文章を作る事ができます。
STEP④:【骨組み】タイトル・リード文・見出しを作る
STEP③で紹介した記事全体の流れを、さらに細かく見ていき、骨組みを作っていきましょう。
ブログ記事の骨組みを図示すると、下記の通り。
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まずはタイトルを決めます。
狙ったキーワード、想定読者(ペルソナ)をもとに、「この記事読んでみたい!」と思ってもらえるような魅力的なタイトルをつけましょう。
タイトルの付け方については、ブログ記事タイトル付け方8つのコツ【SEOに強い決め方と裏技30】で詳しく解説しています。
続いて、リード文(導入文)で、この記事がどのような内容の記事なのか、どんな悩みにこたえられる記事なのかを読者に伝えます。
本文をしっかり読んでもらうためにも、続きを読みたいと思えるようなリード文を書いて読者を導いていこう!
リード文の書き方については、リード文の書き方を5つの手順でわかりやすく解説【例文あり】にて、わかりやすく解説しています。
次に、記事内容に合わせて、見出しの数や階層を適切に配置していきます。
見出しの作成例は下記の通り。(当記事)
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見出しを作ることで、ライティングも効率的になり、作業スピードが格段にアップします。
最後に記事内容のまとめを書いて、骨組みが完了です。
まとめ文の書き方については、ブログのまとめ文の書き方7つのコツ【テンプレートあり】で解説しているので参考にしてみてください。
記事の要点や、伝えたいことを再度、簡潔にまとめましょう。
STEP⑤:【肉付け】それぞれの見出しにあった内容を書く
最後は、それぞれの見出しにあった内容を書いていくのみです!
構成がしっかりしていれば、見出しや記事内容からズレたりすることなく、スラスラ書いていけます。
- なるべく簡単な言葉を使う
- 専門用語は使わない
- 話すように書く
- 1文を長くしすぎない(細かく区切る)
- 改行、行間で見た目を整える
ブログ記事は、簡潔にわかりやすく伝えることが重要です。
ブログ構成案のテンプレートを公開
構成案の作り方5STEPをまとめた、ブログ記事の構成案のテンプレートをご紹介します。
キーワードから想定読者、記事全体の流れ・構成まで、記事に必要な項目すべてが一目でわかるので、ぜひ使ってみてくださいね。
構成案を作る時の注意点3つ
ブログの構成案を作る上で、注意すべき点は以下の3つ。
- 時間をかけすぎない
- ニーズに合わないものは書かない
- 1つの見出しに複数の情報を入れない
それぞれ説明していきますね。
注意点①:時間をかけすぎない
一つ目の注意点は、「時間をかけすぎないこと」です。
確かに構成案を作ることで、執筆作業はスムーズに進むようになりますし、論理的でわかりやすい文章になります。
かと言って、構成案に悩みすぎて、なかなか作業に取り組めないといったことになっては本末転倒です。
長くても1時間程度を目安に仕上げることを意識してみてください。
ざっくりと仕上げるだけでも、かなり作業ははかどります。
なので、細かい部分はあまり気にしすぎず、迷っている部分や、足りないことは書いているうちに足していけばいいや〜といったノリも必要です。
注意点②:ニーズに合わないものは書かない
構成案を作っていると、あれもこれもと情報をつい足してくなってくることもありますよね。
自分の書きたいことばかりになってしまって、「結局、何が伝えたいのかよくわからない」といった記事もよくありがちです。
読者が、「結局この記事には欲しい情報は無さそうだな」、「長い文章の割りに何が言いたいかわからなかった」といった判断をした段階で、記事から離脱してしまいます。
あくまでも、ユーザーにとって有益な情報かどうかが重要です。
注意点③:1つの見出しに複数の情報を入れない
原則として、1つの見出しには伝えたい情報は1つに絞りましょう。
1つの見出しに複数の情報を含めると、内容が複雑になり、内容が伝わりにくくなります。
結果、「何が言いたいのかよくわからん!」といった内容になりがちです。
複数の情報になる時は、それぞれ見出しを分けましょう。
まとめ:構成案を作ってラクに良質な記事を書こう!
今回はブログの構成案の作り方について解説してきました。
誰にでも使いやすいように、なるべくシンプルな作り方をご紹介したので、簡単5STEPとテンプレを、ぜひ活用してみてください。
構成案を作ったことのない方は、これで作業効率も記事の質もグッと向上しますよ!