最近、人気が高まるつつある、「ミニギター」。
ミニギターの中でも、特に、ミニアコースティックギターは人気で、
近年、クオリティもかなり上がっている傾向にあります。
ちなみに僕自身も、昨年ミニギターを購入したのですが、
正直、思った以上に満足しました。
パッと演奏を聞かせたい瞬間や、
軽めにちょっと練習したい時、
みんなで集まった時に、盛り上げたい!
などなど、
弾きたい時に、その場でサッと弾けるギターがあると、
いろいろな場面で活躍してくれます。
ぜひ、ミニギターの魅力に触れてみてくださいね!
「旅行先やキャンプなど、サッと手軽に持ち運べるギターが欲しい!」
「普通のアコースティックギターだと大きすぎて、自分の手や体に合わないので、もう一回り小さいギターが欲しい!」
「部屋の場所をなるべく取らずに、気軽にパッと手に取れるギターが欲しい!」
といった方に、ミニアコギは非常におすすめです。
目次
ミニアコギは初心者向け?
「ミニアコギって初心者向けのギターじゃないの?」
といった疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、
ミニギターは、特別初心者向けに作られたギターというわけではありません。
スケール(弦長)が、標準的なギターより短くなっているギターというだけで、
楽器としての作り自体は、一般のギターと大きな違いはありません。
なので、単純に小ぶりなギターが欲しいという方は、
初心者でも経験者でも満足いくものを選ぶことができるでしょう。
ミニアコギのサウンドは?
ミニアコギのサウンドは、標準的なサイズのアコースティックギターと比べると、
ボディが小さいため、どうしても「胴鳴り」「箱鳴り」が弱い傾向にあります。
具体的に言うと、低音域のふくよかさや深みが少なくなるといった印象です。
かといって、これが良い音、悪い音といったわけではなく、
低音が少なく、高音の響きやすいきらびやかなサウンドといった特徴があるという感じです。
音量についても、標準的なサイズのアコギに比べると、小さめになります。
ただ、あからさまに小さいというわけではなく、
アコースティックギターとして使えるだけの十分な音量がありますので、ご安心ください。
ミニアコギって使い物になるの?
結論から言うと、"使えます。"
もちろん、用途によるとは思いますが、
レコーディングで欲しい音が明確に決まっている方や、
どうしてもフルサイズのアコギのサウンドが必要といった方など、
状況によっては合わないケースもあるかと思います。
ただ、日常使いや、ちょっとしたライブ等であれば、問題なく使えるでしょう。
弾き心地については、フルサイズのアコギを使用している方は、
最初は当然、違和感があると思います。
ただ、スケールが少し短くなる、といっただけなので、すぐに慣れます。
エレキギターでも、
ストラトキャスターなどの、ロングスケールのギターと、
レスポールなどの、ミディアムスケールのギターなどがありますが、
持ち替えた時に違和感はありながらも、普通に問題なく弾けるのと同じような感覚です。
それぞれのギターの個体差があるといっただけなので、すぐに対応できるでしょう。
スケールが短くなることのメリット、デメリット
デメリットとして挙げられるのは、
スケールが短くなると、ピッチ(音程)が不安定になりやすい傾向にあります。
弦のゲージ(太さ)を変えたり、頻繁にチューニングをして、安定させていきましょう。
メリットとしては、
女性やお子さんなど、手が小さめな方で、
フルサイズのアコギだとちょっと指が届きにくい、ボディが抱えにくい、
といった方はミニギターのほうが弾きやすいと感じる方も多いと思います。
また、スケールが短くなることで、弦のテンションがゆるくなるので、
エレキに比べると、硬くて押さえにくいアコギですが、弦が押さえやすくなるといったメリットもあります。
おすすめのミニアコギは?
ミニアコギといっても、数々のメーカーからいろいろな種類が発売されています。
1万円以下の、格安モデルから、有名メーカーのハイエンドなモデルまで多種多様です。
ただ、ハイエンドな有名メーカーのギターでも、
ミニギターになると、通常よりリーズナブルな価格で購入することができるので、
それもミニギターならではのメリットの1つと言えるでしょう。
今回はその中でも、
”これを選べば間違いないだろう”という、
本当に使える超定番のミニギターを厳選して3つ、ご紹介します。
どんなモデルを選んだらいいか悩んでいる方や、
ギター選びに失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
「Martin」 Little Martin LX1、LX1E
Martin
アメリカのメーカーで、
アコースティックギターの最も有名なトップ・ブランド。
アコースティックギターといえば、まず「Martin」といったイメージが浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
プロの使用者も多く、長年愛され続けているメーカーです。
アコギの有名メーカー、Martinのミニギターで、Littile Martinと呼ばれるモデルです。
さすがはMartinだけあって、こまかい部分まで抜かりなく仕上がっている印象でした。
コンパクトながらも、鳴りも作りもしっかりしています。
憧れのMartinがこの価格で手に入るというのも非常に魅力的です。
ピックアップが搭載された、エレアコタイプはこちら ↓
「Taylor」 Baby Taylor BT1e、BT2e、BTe-Koa
Taylor
アメリカ、カリフォルニアで創設されたメーカー。
Martinと並ぶ、超有名メーカーです。
テイラーネックという、弾きやすいネックが特徴で、
プレイアビリティを求める方には特におすすめのメーカーです。
弾きやすさが売りの、Taylorのミニギター、Baby Taylorです。
Martinと比較すると、かなり軽い印象がありました。
ミニギターにしては少し高価かもしれませんが、作りの良さ、
弾きやすさ、持ち運びやすさは一段上と言えるでしょう。
また、付属のケースがかなりしっかりしていて、おしゃれなデザインなのもポイント。
木材の違いにより、BT1、BT2、Koaに分かれています。
「S.Yairi」 YM-02、YM-02E
S.Yairi
日本のアコースティックギターの有名メーカー。
元々はMartinを手本に製造しており、MorrisやLowdenのOEM製造も手掛けるなど、
職人気質の強い印象です。
国内の著名なミュージシャンにも愛用者の多いメーカーです。
最後におすすめするのが、S.YairiのYM-02です。
なんと言っても、魅力的なのは、1万円台という価格!
この価格でこのクオリティは正直、本当にすごいです。
見た目も弾き心地もまったく問題ないですし、むしろ木目の美しさやマットな質感は上質と言える出来だと感じます。
僕自身、このギターを使用した演奏動画をYouTubeにアップしているので、
そちらも参考にしてみてください。
カラーバリエーションも豊富なので、好みの色が選べるといった楽しさもありますね。
エレアコタイプはこちら ↓
参考までに、S.Yairi YM-02を使用した僕の演奏動画です。↓
最後に〜ミニギターの魅力
いかがだったでしょうか?
音楽好きな方、ギター好きな方にとって、
すぐにパッと演奏できる環境があることは、非常に魅力的に感じると思います。
本人が楽しむことはもちろん、周りを楽しませることもできますし、
冒頭でも言ったように、
パッと演奏を聞かせたい瞬間や、
軽めにちょっと練習したい時、
みんなで集まった時に、盛り上げたい!
などなど、
弾きたい時に、その場でサッと弾けるギターがあると、
人生のさまざまな場面で活躍してくれます。
ぜひ、ミニギターを取り入れることで、より気軽に音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。