高速化するための対策について教えて欲しい!
この記事は、上記のようなお悩みを解決できる内容となっています。
- 表示速度が速いと得られるメリット3つ
- 表示速度の測定方法2つ
- WordPress高速化の対策7つ
- WordPress高速化に関するよくある質問3つ
この記事を書いている僕は、ブログ歴・エンジニア歴15年以上で、WordPressについて詳しいです。当サイトではブログ運営に役立つノウハウを発信しています。
この記事では、WordPressサイトの表示速度を上げたい!といった方に向けて、高速化の対策について解説します。
今すぐ簡単にできて、即効性のある対策をまとめました。
王道かつ効果抜群の方法をまとめたので、覚えておいて損はありません。
それでは、いってみましょう!
目次
表示速度が速いと得られるメリット3つ
表示速度を高速化することで得られるメリットは下記の3つです。
- SEOの検索順位が上がる
- ユーザーの離脱を防げる
- ブログの成果が高まる
①:SEOの検索順位が上がる
表示速度はSEOの検索順位に関係するとGoogleは公式に発表しています。
私たちと同じように、ユーザーも速度を重視しています。そのため、私たちは検索ランキングでサイトの速度を考慮することにしました。当社はさまざまな情報源を使用して、他のサイトと比較したサイトの速度を決定します。
参考:Google検索セントラルブログ(Using site speed in web search ranking)
ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。
参考:Google検索セントラルブログ
上記のように、表示速度はランキングを決める指標となっています。
表示速度が速いことで、SEOにプラスの影響を与えることができます。
②:ユーザーの離脱を防げる
表示速度が遅いサイトは、ユーザー(読者)の離脱率が高まります。
Googleが公表しているデータによると、ページの読み込み時間と離脱率の上昇の関係は下記の通りです。
出典:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
- 1~3秒:32%上昇
- 1~5秒:90%上昇
- 1~6秒:106%上昇
- 1~10秒:123%上昇
5秒以上読み込みに時間がかかってしまうと、9割以上のユーザーが離脱してしまうというわけですね。
せっかくサイトに来てくれたのに、その機会を逃すのはもったいないですよね。
表示速度が速ければ、ユーザーが離脱するのを防ぐことができます。
③:ブログの成果が高まる
表示速度が速いと、サイト内の滞在率・回遊率が高まり、下記の指標に影響を与えます。
- PV数アップ
- コンバージョンアップ
- ユーザーの満足度アップ
それぞれ、下記のような好影響があります。
- PV数アップ:ページ閲覧数アップ
- コンバージョンアップ:収益アップ
- ユーザーの満足度アップ:リピーターの獲得
表示速度の測定方法2つ
表示速度を測定するツールとして、代表的なものは下記の2つです。
- PageSpeed Insights
- GTmetrix
①:PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsは、Googleが提供している表示速度測定ツールです。
サイトURLを入力し、「分析」をクリックするたけで簡単に表示速度を測定することができます。
※利用は無料です。
90点以上が合格の基準となっています。
自分のサイトだけでなく、他サイトをチェックすることもできるので、競合の分析などにも活用できます。
②:GTmetrix
GTmetrixはカナダの表示速度測定ツールで、こちらも利用者が多い有名なツールです。
サイトURLを入力し、「Test your site」をクリックするだけでOK。
英語表示ですが、さまざまな指標で分析してくれるので、改善策にもつなげやすいです。
WordPress高速化の対策7つ
WordPressを高速化するための対策をまとめました。
効果的な対策は下記の7つです。
- 高速レンタルサーバーを利用する
- 画像ファイルの容量を小さくする
- ブラウザキャッシュを有効化する
- プラグインを減らす
- PHPをバージョンアップする
- CSS・JavaScriptを最適化する
- SEO対策されたWordPressテーマを使う
それぞれ一つずつ解説していきます。
①:高速レンタルサーバーを利用する
ブログの表示速度はサーバーによって大きく左右されます。
高速のレンタルサーバーを利用することで、大幅な速度アップが期待できます。
サーバー速度についてはGoogleも公式に言及しており、
「サーバーの応答時間は 200 ミリ秒以下に抑える必要があります。」
と推奨しています。
国内No.1のサーバー処理速度を誇る「ConoHa WING」であれば、低料金で超高速環境の実現が可能です。
高速なサーバーを利用することが、一つ目の基本対策となります。
②:画像ファイルの容量を小さくする
WordPressの容量の多くが画像で占められています。
画像ファイルの容量を抑えることで、表示速度の改善につながります。
- 画像ファイルのサイズを小さくする
- TinyPNGなどの画像圧縮サイトを利用する
- 画像圧縮プラグインを利用する
上記のような対策が挙げられます。
画像圧縮プラグインについては、「EWWW Image Optimizer」がおすすめです。
③:ブラウザキャッシュを有効化する
ブラウザキャッシュを有効化することで、サイトの読み込みが早くなり、表示速度の改善につながります。
キャッシュとは、一度見たWebページ情報を一時的に保存しておくシステムのことです。
キャッシュを有効化することで、一度見たページの表示速度が上がります。
キャッシュがたまりすぎると、WordPressが重くなる原因となってしまいます。定期的にキャッシュプラグインを見直しましょう。
ブラウザキャッシュは「WP Fastest Cache」というプラグインを利用するのがおすすめです。
④:プラグインを減らす
不要なプラグインを削除することで、WordPressの高速化が期待できます。
プラグインが増えれば増えるほど、WordPressの容量を消費します。
プラグインはなるべく最小限に抑えて、使用していないものは削除しましょう。
おすすめのプラグインは下記の記事で紹介しています。
⑤:PHPをバージョンアップする
WordPressを運営していると、PHPのバージョンが古くなっている場合があります。
PHPを最新のものにバージョンアップするだけで、WordPressの大幅な高速化が期待できます。
PHPとはWordPressの構成に関わるプログラミング言語です。
PHPにはバージョンと呼ばれる方があり、バージョンアップのたびに機能が向上されます。
契約しているサーバーの設定項目で、PHPのバージョンが確認できます。
WordPressに対応している最新のPHPバージョンを使用しましょう。
⑥:CSS・JavaScriptを最適化する
CSS・JavaScriptを最適化することで、ページの読み込み速度アップが期待できます。
- CSS:ブログのデザイン・見た目を整えるプログラミング言語
- JavaScript:ボタン・広告など動的処理をするプログラミング言語
上記のプログラミング言語のコードを最適化(余分なスペースの削除など)することで、ファイルが圧縮でき、高速化につながります。
CSS・JavaScriptの圧縮は「Autoptimize」というプラグインがおすすめです。
チェックするだけで簡単にソースを圧縮してくれます。
⑦:SEO対策されたWordPressテーマを使う
SEO対策が施されたWordPressテーマを利用することで、大幅な速度アップが可能です。
おすすめのWordPressテーマは「AFFINGER6」です。
AFFINGER6は、SEOのエキスパートが監修しているテーマで、デフォルトの状態で手間をかけることなく、最適なSEO対策が施されています。
WodPressテーマは、SEO対策が充実しているものを選びましょう。
WordPress高速化に関するよくある質問3つ
最後にWordPressの高速化に関するよくある質問についてお答えします。
- 表示速度が遅くなる原因は?
- 高速化に役立つプラグインは?
- 最も効果的な高速化の方法は?
Q1:表示速度が遅くなる原因は?
表示速度が遅い場合、主に下記の原因が考えられます。
- サーバーの性能が低い
- 大量の画像や容量の大きいファイルが含まれている
- プラグインを過剰に利用している
- サイトのテーマが複雑で内部SEO対策されていない
- キャッシュが適切に設定されていない
それぞれの項目に対する改善策は本記事にて解説しているので、該当する箇所を確認してみてくださいね。
Q2:高速化に役立つプラグインは?
高速化に役立つ定番のプラグインは下記の3つです。
- EWWW Image Optimizer
- WP Fastest Cache
- Autoptimize
それぞれ、以下のような役割があります。
- EWWW Image Optimizer:画像ファイルの圧縮
- WP Fastest Cache:キャッシュの高速化
- Autoptimize:CSS・JavaScriptコード最適化
Q3:最も効果的な高速化の方法は?
まず取り組むべき方法は、画像ファイルを最適化することです。
これだけでもかなり改善する場合が多いです。
本記事の「画像ファイルの容量を小さくする」にて詳しく解説しています。
また、根本的にサーバー自体のスペックが低い場合は、サーバーを移行することで一発で解決します。
本記事の「高速レンタルサーバーを利用する」で解説しています。
まとめ:WordPressを高速化してブログ成果アップ!
今回は、WordPressを高速化する対策について解説しました。
再度まとめると、下記の7つです。
- 高速レンタルサーバーを利用する
- 画像ファイルの容量を小さくする
- ブラウザキャッシュを有効化する
- プラグインを減らす
- PHPをバージョンアップする
- CSS・JavaScriptを最適化する
- SEO対策されたWordPressテーマを使う
表示速度はブログ収益・アフィリエイトの売り上げにも大きく関係します。
Amazonの調査結果では、
「ページの表示速度が0.1秒遅くなると、売り上げが1%低下し、1秒高速化すると10%売り上げが向上する。」
と発表されています。
ブログの成果を高めるためにも、表示速度を改善していきましょう。