実物のクオリティや弾きやすさなど詳しく知りたい!
この記事は、上記のようなお悩みを解決できる内容となっています。
- Squier Sonic Mustang徹底レビュー
- Squier Sonic Mustangのメリット・デメリット
- Squier Sonic Mustangがおすすめな人
この記事を書いている僕は、ギター歴25年以上で、学生時代にはギターコンテスト入賞経験があります。YouTubeの演奏動画では300万回再生を突破しました。
今回は、Squier(スクワイヤー)が2023年6月24日に販売を開始した新シリーズ「Sonic」の中から、「Mustang」について徹底レビューします。
結論から言うと、迷っている方なら今すぐ買うべし!ってくらいおすすめです。
この価格帯ではトップクラスのクオリティのギターと断言できます。
当記事では、実物の画像を使って、実際に開封するところから、しっかり紹介していきます。
- 「SquierのSonicシリーズって実際どうなの?」
- 「クオリティはどんな感じ?」
- 「弾きやすさはどう?」
などなど、気になる部分について、メリットだけでなく、デメリットについても徹底レビューしていくので、ぜひ、最後まで見ていってくださいね!
目次
Squier Sonic Mustang徹底レビュー
さっそく、Squier Sonic Mustangの実物について徹底解説していきます。
開封から、ギター本体の詳細、サウンド、弾きやすさの順に、実際の画像を見ながら解説していきますね。
開封編
まずは、開封から。
下記のようにSquierのダンボールで届きました。横から慎重に開封。
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中にはソフトケースと梱包用のビニール。
ケースにもしっかりSquierのロゴが入っています。
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ケースはよくあるペラペラのものではなく、クッションも入っているので、日常での利用ではまったく問題ありません。
それでは、オープン!
中身はこんな感じです。
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カラーはサンバーストとトリノレッドの2色がありましたが、サンバーストをチョイスしました。
ピックガードには、保護ビニールと、Fenderのステッカーが貼られています。
ギター本体の詳細編
それでは、本体を見ていきましょう。
ボディはこんな感じ。
ボディは薄いので抱えやすいです。
木目はキツすぎず、品のある感じで個人的には好み。
ネックはこんな感じ。
フレットはバリもなく指にひっかかる感じもなかったです。
フレットは公式情報によると「ナロートール」サイズなのですが、思いのほか高さがあるので、チョーキングもビブラートも軽いタッチでかけやすいです。
裏はスカンクストライプが入っててカッコイイ。
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スカンクストライプとは?:ネック裏のラインのこと。ネックの反りを調整するトラスロッドが仕込まれている。
ヘッドはラージヘッドです。好みは分かれますが、僕は好きです。
ペグはロトマチックタイプ。
以前のSquier Bulletシリーズなどは安ギターにありがちな六角形のようなタイプだったので、クオリティは向上しています。
クリーニングは、ボディ・指板はアリアのポリッシュ、フレットはフレットバターで磨きました。
クロスはモーリスのものを使用。
数あるクロスの中でも圧倒的に使いやすいです。
最後に全体像。
ムスタングはカッコカワイイデザインですよね。
サウンド編
ピックアップはシングルが2基、ピックアップセレクターがフロント・ミックス・リアの3点切り替えとなっています。
意外にも、シングルコイルにしては、ノイズが少なめに感じます。
コントロールはボリューム・トーンそれぞれ1つずつとなっており、とてもシンプルです。
ボディの生鳴りは控えめですが、アンプを通すとFenderを継承したムスタング独特のトーンがはっきりとわかります。
サウンドの特徴としては、パワーが控えめでサステインも短いので、まさにムスタングらしいカラッとしたサウンドが感じられますね。
弾きやすさ編
弾きやすさはぶっちゃけこの価格帯なら超トップクラスです。
弦高は低めが好みなのですが、かなり下げても気になるビビリ音はありません。(6弦側で1.3mmに調整)
ボディが薄く軽量なので、座っても立っても弾きやすい。
ショートスケールなので、弦のテンションもゆるく、初心者でもおさえやすいです。
ロングスケールのストラトタイプでは指がなかなか届かないストレッチフレーズも、ラクラクでした。
また、チューニングに関してですが、ブリッジがハードテイルタイプなため、かなり安定しています。
アームの付いているムスタングだとチューニングが不安定になりやすいです。
【おまけ】さらなるクオリティ向上を求めて【自分カスタム】
さらに自分好みに弾きやすくするために、僕がおこなったカスタマイズについて、ご紹介します。
まずは、ボリュームノブとトーンノブを交換。(各200円くらい。)
僕は演奏中、頻繁にボリュームをいじるタイプなので、回しやすい使い慣れたものに交換。
交換前
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交換後
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サイズはミリサイズでした。
- ミリ規格:主に国産・アジア産のギターに多い
- インチ規格:主に欧米産のギターに多い
ストラップはFenderのモノグラムストラップ。定番です。
カラーバリエーションも豊富なので、好みのものを選べます。
ストラップが外れないようにするために、以前はシャーラーのロックピンを使用していましたが、今回はシンプルにストラップラバーで止めることにしました。
こちらもFender。(SquierのギターなのでFenderで揃えました。)
黒のほうが色的にマッチしそうですが、まさかの水色(ダフネブルー)をチョイス。(アクセントというか遊び心があっていいかなと笑)
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ちなみにピックは速弾きギタリスト御用達のJAZZⅢです。
購入したてで、まず最初にしたカスタマイズは以上です。
Squier Sonic Mustangのメリット
Squier Sonic Mustangを実際に使用してみて感じたメリットは下記の3つ。
- カッコいいとカワイイを兼ね備えたルックス
- 軽量なので肩コリせず、扱いやすい
- 弦がおさえやすく、フィンガリングがスムーズ
それぞれ一つずつ解説します。
カッコいいとカワイイを兼ね備えたルックス
ムスタングというトラディッショナルなシェイプなので、カッコ良さはお墨付き。
ショートスケールでボディも薄く、かわいらしさもあるギターです。
軽量なので肩コリせず、扱いやすい
ボディが軽いので、取り回しの良さは抜群です。
当個体は約2.95kgでしたが、個体差があっても3kg前後といったところでしょう。
エレキギターでこの重量はかなり軽量です。
ストラップを付けて立って弾いても肩こりしにくいですし、持ち運びもラクラク。
弦がおさえやすく、フィンガリングがスムーズ
ショートスケールなので、弦のテンションがゆるめで、めちゃくちゃおさえやすいです。
また、ロングスケールのギターだと指が届きにくいフレーズも弾きやすい。
僕自身、手が小さいので、これは大きなメリットに感じました。
Squier Sonic Mustangのデメリット
Squier Sonic Mustangを実際に使用してみて感じたデメリットは下記の2つ。
- 木材・パーツがチープ
- 音色のバリエーションが少ない
木材・パーツがチープ
低価格モデルのギターなので、木材やパーツはややチープな部分があります。
ボディ材はポプラ材を使用しており、アルダー材の代用といった感じです。
アンプを通せば大きな違いはさほど感じませんが、生音の鳴りはさすがに劣る面があります。
また、ペグやブリッジ、ボリュームポットなども安価なパーツとなっています。
使用に問題があるわけではないですが、チューニングの安定感などは高級パーツにはかないません。
ちなみにパーツは自分で簡単に交換可能なので、後からロックペグに交換するという手もアリです。
(GOTOHのマグナムロックがおすすめ。)
音色のバリエーションが少ない
シングルピックアップが2つ、ボリューム・トーンそれぞれ1つというシンプルな構成なので、音のバリエーションは少ないです。
ハムバッカー、シングル、コイルタップなど、さまざまな音色を使い分けたり、アームでの特殊な奏法など、一本でオールマイティに対応できるギターではないので注意しましょう。
Squier Sonic Mustangがおすすめな人
Squier Sonic Mustangがおすすめな人は、下記の通りです。
見た目が好きな方は買って損なし!です。
また、シンプルで使いやすいギター、軽いタッチで弾きやすいギターが欲しい方にもおすすめできるギターです。
逆に、Squier Sonic Mustangおすすめしない人は下記の通りです。
シンプルなギターなので、一本ですべて対応できる優等生タイプのギターを求めている方には向いていません。
あくまでも低価格モデルのギターなので、高級感を求める方は、Fenderなどの上位モデルを選んだほうがいいでしょう。
ムスタングを使用しているミュージシャン
「ムスタングってどんな人が使用してるの?」って気になる方もいますよね。
ムスタングを愛用しているミュージシャンの中でも特に有名な方々をご紹介します。
- Char
- hyde(L’Arc~en~Ciel)
- カート・コバーン(ニルヴァーナ)
- サーストン・ムーア(ソニック・ユース)
- ジョン・フルシアンテ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
- ノラ・ジョーンズ
- 中野梓(アニメ:けいおん!)
- コユキ(アニメ:BECK)
Sonicシリーズのラインナップ
SquierのSonicシリーズには、今回ご紹介したムスタングの他にもバリエーションがあります。
まとめ:Squier Sonic Mustangは価格以上の品質!
今回は、Squier Sonic Mustangについて、実際の購入をもとに徹底レビューしました。
再度、メリットとおすすめな人をまとめると下記の通り。
- カッコいいとカワイイを兼ね備えたルックス
- 軽量なので肩コリせず、扱いやすい
- 弦がおさえやすく、フィンガリングがスムーズ
僕自身、高級ギターからリーズナブルなギターまで、たくさんのギターを弾いてきましたが、Squier Sonic Mustangは価格以上の品質でかなり気に入っています。
品薄になっていることも多いので(僕が購入した時は在庫がなく、3ヶ月ほど待ちました)、見かけたときには早めに購入することをおすすめします。