

この記事は、上記のようなお悩みを解決できる内容となっています。
- ロングテールキーワードとは?
- ロングテールキーワードのメリット5つ
- ロングテールキーワードのデメリット3つ
- ロングテールキーワードで稼ぐ方法3ステップ
- ロングテールキーワードの選び方
- ロングテールキーワードに関するよくある質問3つ

この記事を書いている僕は、ブログ歴・エンジニア歴15年以上で、当サイトではブログ運営に役立つノウハウを発信しています。
「検索エンジンで上位に表示されるにはどうすればいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
その答えの一つが「ロングテールキーワード」にあります。
この記事では、SEOに強いロングテールキーワードの選定方法を解説し、そのメリットや具体例について詳しく紹介します。
ブログをはじめたものの、「なかなかアクセス数が増えない」「アフィリエイトの収益につながらない」と悩んでいる方は、ロングテールキーワードを狙ってみましょう。

それでは、いってみましょう!
目次
ロングテールキーワードの基礎知識

まずは、ロングテールキーワードの基礎知識から解説します。
最初におさえておくべきポイントは下記の3つです。
- ロングテールキーワードとは?
- ロングテールSEOとは?
- ビッグキーワード・ミドルキーワードとの違いは?
①:ロングテールキーワードとは?
ロングテールキーワードとは、検索数が少なく、複数の単語の組み合わせで構成された検索キーワードのことです。
月間の検索ボリューム(検索回数)が1000回未満と少ないものになります。

上記のようなグラフが恐竜のしっぽのように見えることから、「ロングテール(long tail)」と呼ばれるようになりました。
「ニッチキーワード」や「スモールキーワード」と呼ばれることもあります。

②:ロングテールSEOとは?

ロングテールSEOとは、ロングテールキーワードを使って検索上位表示を狙うことで、流入を増やすためのSEO手法です。
たとえば、「ワードプレス」というキーワードの月間検索ボリュームは10万回ほどあるビッグキーワードです。
このビッグキーワードはそれだけ競合も多く、個人ブログで上位に表示させるのは難易度が高いです。
それに対し、ロングテールを狙って「ワードプレス ブログ 作り方」というキーワードだと、月間検索ボリュームが720回です。
検索ボリュームが小さいと、競合も少なくなるため、上位表示される可能性が高まります。
このように、ロングテールキーワードを使って上位表示を狙うテクニックを「ロングテールSEO」と言います。

③:ビッグキーワード・ミドルキーワードとの違いは?
ロングテールキーワードを効果的に活用するために、ビッグキーワードやミドルキーワードとの違いを理解しておきましょう。
ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードの違いを比較した表が下記の通り。
項目 | ビッグキーワード | ミドルキーワード | ロングテールキーワード |
---|---|---|---|
検索ボリューム | 非常に多い(数万~数百万/月) | 中程度(数千~数万/月) | 少ない(数十~数千/月) |
コンバージョン率 | 低い(意図が漠然としている) | 中程度(意図がやや明確) | 高い(意図が明確で具体的な問題を解決できる) |
競合性 | 非常に高い(大企業・有名サイトが多い) | 高い(中規模以上のサイトが多い) | 低い(個人ブログや中小サイトでも狙いやすい) |
具体例 | 「SEO」「ブログ」「副業」 | 「SEO 対策」「ブログ 作成」「副業 稼ぐ方法」 | 「SEO 初心者 無料ツール」「副業 在宅 女性向け」 |
検索意図の明確さ | 低い(幅広い情報を求める場合が多い) | 中程度(ある程度絞られた情報を求める) | 高い(解決策や具体例を探している) |
上位表示の難易度 | 非常に高い | 高い | 低い |
ユーザーの行動傾向 | 情報収集が主な目的 | 情報収集+具体的な検討が目的 | アクション(購入・問い合わせ)が目的 |
広告収益の可能性 | 高い(トラフィックが多いため) | 中程度 | 高い(成約率が高いため) |
ターゲットの規模 | 大規模(多様なユーザーが対象) | 中規模(特定の興味を持つユーザーが対象) | 小規模(特定のニッチ層が対象) |
ビッグキーワードは「SEO」「ブログ」「副業」といった単語のように、検索ボリュームが非常に大きいものを指します。
これらのキーワードは、多くのサイトが競合しており、上位表示を狙うのは個人ブログや小規模サイトにとって非常に難しいです。
一方で、ミドルキーワードは「SEO 対策」「ブログ 作成」「副業 稼ぐ方法」のように、ビッグキーワードに比べて少し具体的な内容を含むキーワードを指します。
競争はやや少なくなりますが、それでも一定の難易度があります。
ロングテールキーワードはさらに具体的で、「副業 在宅 ワーク 女性向け」や「ブログ 初心者 稼ぐ 実践例」のように、検索意図が明確なフレーズを含むのが特徴です。

ロングテールキーワードのメリット5つ

ロングテールキーワードを狙うことで得られるメリットは、主に下記の5つです。
- 競争が少なく上位表示が狙いやすい
- 検索の目的がハッキリしているため、アクセスされやすい
- 積み上げるとサイトの評価がアップする
- 小規模サイトでも有利に戦える
- コンバージョン率が高い
一つずつ解説していきますね。
①:競争が少なく上位表示が狙いやすい
ロングテールキーワードの最大のメリットは、競争が比較的少なく、検索エンジンで上位に表示されやすい点です。
一般的に検索ボリュームの大きいキーワードは多くのサイトが狙っているため、上位表示を目指すのが非常に困難です。
一方、ロングテールキーワードは検索数が少ない分、競合サイトが少なくなります。

②:検索の目的がハッキリしているため、アクセスされやすい
ロングテールキーワードで検索するユーザーは、検索の目的がハッキリしています。
たとえば、近くでおいしいランチの店を探しているといったような時、「渋谷区 おすすめ ランチ」などで検索するといったことがあるのではないでしょうか?
「SEO対策」ではなく、「無料で使えるSEO対策ツール」というような具体的なキーワードを選定することで、検索意図にぴったり合致したユーザーを取り込むことができます。
ピンポイントで検索をしているユーザーは、検索の目的が明確なため、サイトに訪問してくれる可能性が高くなります。
その結果、クリック率も上がるというわけです。
③:積み上げるとサイトの評価がアップする
ロングテールキーワードで上位表示を積み重ねると、「ユーザーのニーズを満たすサイトである」とGoogleからの評価が高まることになります。
Googleからサイトの価値が認められると、ビッグキーワードでも上位表示を狙えるようになります。

④:小規模サイトでも有利に戦える
ロングテールキーワードは、検索エンジン上での競争が少ないため、小規模なサイトでも大規模サイトと戦う余地があります。
特に、ニッチなテーマや独自性のあるコンテンツを提供できる個人や中小企業のサイトにとっては、大きなメリットです。
たとえば、総合的なSEO対策をテーマにした大手サイトに対して、「初心者向け 無料SEOツールの使い方」のようなピンポイントなテーマで勝負すれば、上位表示が狙いやすくなります。

⑤:コンバージョン率が高い
ロングテールキーワードは、コンバージョン率を高める効果があります。
検索ボリュームは少ないものの、ユーザーの検索意図が具体的であるため、商品やサービスの購入、資料ダウンロードなど、具体的なアクションにつながりやすいのが特徴です。
たとえば、「無料SEOツール ダウンロード方法」というキーワードで検索するユーザーは、すでに特定のツールを探している場合が多いです。具体的なニーズを持ったユーザーをターゲットにした記事やコンテンツを作成すれば、高いコンバージョン率が期待できます。

アフィリエイト商品の選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。
ロングテールキーワードのデメリット3つ

ロングテールキーワードを対策することによるデメリットは、下記の3つです。
- 大きなアクセス数を見込めない
- 成果が出るまで時間がかかる
- キーワードカニバリゼーションのリスクが高まる
①:大きなアクセス数を見込めない
ロングテールキーワードのデメリットとしてまず挙げられるのは、検索ボリュームが少ないため、大きなアクセス数が得られにくいことです。
一般的なキーワードと比べると、記事が表示される機会そのものが減るため、短期的に大きな効果を得るのは難しい場合があります。
特に新規で立ち上げたサイトやブログでは、十分なアクセスが集まらないと収益化まで時間がかかる可能性があります。

②:成果が出るまで時間がかかる
ロングテールキーワードを使用した場合、検索ボリュームが少ないため、一つ一つのキーワードから得られるトラフィックが限定的です。
そのため、十分な成果を得るまでには複数の記事を積み上げ、時間をかけて育てる必要があります。
特に新しいサイトの場合、最初は訪問者数が少ない状態が続くことが一般的です。

③:キーワードカニバリゼーションのリスクが高まる
ロングテールキーワードを多用すると、似たようなキーワードやテーマの記事がサイト内で競合し、いわゆる「キーワードカニバリゼーション」が発生するリスクがあります。
同じ検索意図を持つ複数の記事が検索エンジンで互いに競い合い、どちらも上位表示されにくくなる現象です。
たとえば、「無料SEOツールのおすすめ」と「初心者向け無料SEOツール」のような類似したキーワードの記事を作成した場合、どちらのコンテンツが検索エンジンに評価されるべきか曖昧になります。
この問題を防ぐには、事前にキーワードの意図を明確にし、記事ごとにテーマを明確化することが重要です。

ロングテールキーワードで稼ぐ方法3ステップ

ロングテールキーワードで経験値を上げ、ビッグキーワードで上位を狙えるようになると、大幅な収益アップが期待できます。
そのため、「まずはロングテールキーワードを攻略し、ビッグキーワードにつなげていく」といった戦略が重要となります。
ロングテールキーワードで稼ぐ流れは下記の3ステップ。
- ロングテールで稼ぐ仕組みを理解する
- 1記事につき最低3000字以上書く
- ロングテールからビッグキーワードを狙う

①:ロングテールで稼ぐ仕組みを理解する
ロングテールで稼ぐ仕組みは、「サイトアクセス→広告クリック→コンバージョン(成約達成)」です。
ブログ、アフィリエイトの収益化までの流れは、基本的にすべてこのルートと考えてOK。
ロングテールはアクセス数アップを狙いやすい反面、検索ボリュームが少ないため、1記事で大きな効果は期待できません。
ロングテールで収益をアップさせるためには、記事数を大量に作っていく必要があります。

②:1記事につき最低3000字以上書く
ロングテール1記事につき必要な文字数は「3,000字」です。
最近のSEOはコンテンツの中身を重要視しています。
ユーザーの検索意図に合っていて、ユーザーを満足させる記事を書くためには、少なくとも3,000文字ほどが必要になります。
文字数はあくまでも目安ではありますが、1記事1,000文字では、ユーザーの期待を満足させる記事を作ることは難しく、ロングテールでも上位表示を狙うのは難しいです。
>>ブログ1000文字以下は稼げない理由とは?【原因と対策】

ロングテールはニッチなキーワードなので、膨大なネット上の中でも情報量が少ない場合が多いです。
そのため、ユーザーの意図に応えられるような充実したコンテンツの記事を投稿すると、かなり上位を狙いやすいです。
③:ロングテールからビッグキーワードを狙う

と思った方に、ここで朗報です。
ロングテールキーワードで記事を積み上げていくと、ビッグキーワードでもSEO上位を狙う事ができるようになります!

具体的にわかりやすく言うと、
「アニメ おすすめ」というビッグキーワードを目指すなら、「アニメ おすすめ 恋愛」「アニメ おすすめ 2022」「アニメ おすすめ 映画」などのロングテールを狙って記事を書いていきましょう。
他にも、ロングテール記事で集客し、その記事から内部リンクでビッグキーワードの記事につなげていく、といったシンプルな方法もあります。

ロングテールキーワードの選び方

ロングテールキーワードの選び方の基本は「ビッグキーワード+関連キーワード」で選んでいけばOK。
関連キーワードとは、ビッグキーワードと一緒に検索されることの多いキーワードのことです。
先ほどの例で言うと、「アニメ おすすめ」というビッグキーワードでGoogleの検索窓に入力すると、サジェストワード(自動的に表示される検索候補のこと)が出てきます。
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このサジェストワードを参考にしましょう。
関連キーワード選びに役立つツールの1つに「ラッコキーワード」というツールがあります。
インターネット上で無料で使えるツールです。
使い方は簡単で、「ラッコキーワード」のサイトにアクセスし、狙いたいキーワードを検索するだけです。
例えば、「アニメ おすすめ」で検索すると下記の画像のように、サジェストキーワードが出てきます。
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ロングテールキーワードに関するよくある質問3つ

最後に、ロングテールキーワードに関するよくある質問についてお答えします。
- Q1:ロングテールキーワードがSEOに効果的なのはなぜですか?
- Q2:ロングテールキーワードを活用する際の注意点は何ですか?
- Q3:ロングテールキーワードは初心者にも有効ですか?
Q1:ロングテールキーワードがSEOに効果的なのはなぜですか?
ロングテールキーワードがSEOに効果的な理由は、競争が少なく、検索意図が明確なためです。
>>検索意図とは?SEOでの重要性とブログでの活用方法を解説
>>ブログのSEO対策とは?初心者がやるべき15のこと【完全解説】
一般的なキーワードでは多くの大規模サイトが上位を独占している場合が多いですが、ロングテールキーワードをターゲットにすると、小規模な個人ブログや新しいサイトでも上位表示を狙いやすくなります。
また、ロングテールキーワードを含む記事は、特定の疑問や問題を抱えるユーザーのニーズに的確に応える内容を提供できます。
その結果、サイトへの滞在時間やコンバージョン率が向上し、検索エンジンからの評価も高まります。

Q2:ロングテールキーワードを活用する際の注意点は何ですか?
ロングテールキーワードを活用する際は、記事の内容と検索意図の一致を徹底することが重要です。
たとえば、「副業 初心者 稼ぐ方法」というキーワードを狙う場合、具体的な方法や体験談を解説し、実際に役立つ情報を提供する必要があります。
曖昧な内容の記事では、ユーザーの期待に応えることができず、離脱率が高まる可能性があります。
また、キーワードカニバリゼーションにも注意が必要です。
同じようなキーワードを複数の記事で使用すると、検索エンジンがどの記事を優先すべきか判断しづらくなり、上位表示のチャンスを逃すことがあります。

Q3:ロングテールキーワードは初心者にも有効ですか?
ロングテールキーワードは初心者にとても有効です。
なぜなら、競争が少なく、具体的な検索意図を持ったユーザーをターゲットにできるからですね。
>>検索意図とは?SEOでの重要性とブログでの活用方法を解説
たとえば、一般的なキーワード「SEO」では競争が激しいですが、「個人ブログ SEO 初心者向け対策」のようなロングテールキーワードを選べば、初心者でも上位表示の可能性が高まります。
また、初心者がサイト運営を始める際、ユーザーの疑問やニーズを調べることからスタートすることで、ロングテールキーワードの選定がスムーズになるメリットもあります。
まとめ:ロングテールキーワードで上位表示を狙おう!

今回は、ロングテールキーワードの基礎知識と、収益につなげる活用方法をご紹介しました。
ロングテールSEOはコツコツと記事作りの積み重ねが重要になりますが、そのぶん成果が出た時の影響は大きいです。

初心者がやるべきSEO対策については、下記の記事でまとめているので参考にしてみてください。