

初心者でもできるようなやり方を覚えて、アクセス数アップにつなげたい!
この記事は、上記のようなお悩みを解決できる内容となっています。
- SEOキーワード選定のやり方4ステップ
- キーワードを意識した記事の作成方法6ステップ
- キーワード選定後にやるべきこと4つ
- キーワード選定に関するよくある質問4つ

この記事を書いている僕は、ブログ歴・エンジニア歴15年以上で、当サイトではブログ運営に役立つノウハウを発信しています。
SEOで上位表示を狙うなら、適切なキーワード選定が必要不可欠です。
特に初心者がブログで稼ぐためには、SEOの基本を押さえつつ、検索エンジンの仕組みを理解しながら正しいキーワード選定を行うことが重要になります。
- 「どのキーワードを選べばいいの?」
- 「ツールを使った効果的な選定方法は?」
- 「競合が強いときの対策は?」
こうした疑問を持っているあなたのために、本記事ではSEO初心者向けのキーワード選定のやり方を4つのステップで解説します。
キーワード選定は、適切に行うことで検索流入を増やし、成果を上げる強力な武器になります。

では、さっそく見ていきましょう!
目次
SEOキーワード選定のやり方【4ステップ】

初心者でもできる、SEOキーワード選定の方法は下記の4ステップです。
- キーワードの候補を出す
- キーワードを絞り込む
- キーワードの優先順位を決める
- キーワードに沿ったコンテンツの制作
上記の4ステップで、SEOキーワードを簡単に選定できるようになります。

ステップ①:キーワードの候補を出す

最初のステップは、キーワード候補を見つけ出すことです。
SEOで上位表示を狙う目的は、PV数を増やす(集客する)ことです。
ターゲットとなるユーザーにアクセスしてもらうために、どのようなキーワードを狙うべきかをざっくりリストアップします。
たとえば、ボールペンを扱っているECサイトであれば、ネットで自分好みのボールペンを探している人がターゲットとなるユーザーで、そのユーザーにアクセスしてもらうことがSEOの狙いとなります。
具体的には、「ボールペン おすすめ 社会人」や「ボールペン おしゃれ 学生」などで上位表示できると、ボールペンの販売につながるといった感じです。
このように、サイトの目的によって、狙うべきキーワード候補が絞られます。
サイト集客につながるキーワードを思いつく限り出してみましょう。
なかなか出ない時は数個でも構わないので、サイトに関連するキーワードをざっくりと挙げていきます。

たとえば、下記のような感じ。
- 「ボールペン おすすめ」
- 「ボールペン 新商品」
- 「ボールペン プレゼント」
- 「ボールペン 通販」
- 「ボールペン おしゃれ」
パッと思いつくものをガンガン出していきましょう。
上記で出していったキーワードを、実際にGoogleで検索してみましょう。
「ボールペン プレゼント」で検索すると、ランキングサイト、ECサイトの販売ページ、ECサイトの記事ページが上位表示されます。
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ECサイトで記事を書くなら、相性が良いキーワードと言えます。
一方、「ボールペン おすすめ」で検索すると、メディアの記事ページが上位表示されており、ブログなどのコンテンツに相性がいいと言えます。
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このように、あなたのサイトがECサイトなら「ボールペン プレゼント」の方が相性が良いですし、あなたのサイトがブログサイトであれば、「ボールペン おすすめ」の方が相性が良いと言えるわけです。
上位サイトの記事を確認し、どんな記事内容か分析することで、ユーザーの「検索意図」をつかむ参考となります。
検索意図については、下記の記事で詳しく解説しています。
ステップ②:キーワードを絞り込む

次は、ステップ①で出したキーワードを絞り込みます。
キーワードを絞り込むには、キーワード調査ツールを使用しましょう。
- ラッコキーワードでサジェストワードを調べる
- Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
上記2点を調べることでキーワードを絞り込んでいきます。
それぞれ解説しますね。
ラッコキーワードという無料ツールを使ってサジェストキーワードを調べていきます。

サジェストキーワードと関連キーワードを、両方調べてくれる便利ツールです。
ラッコキーワードでは、サジェストキーワードと同じページ上で、50音とアルファベットの頭文字による関連性の高いキーワードも確認できます。
その他にも、キーワードに関連したYahoo!知恵袋などのQ&Aサイトの質問内容や、ニュース・話題の記事も調べることができるので、ユーザーのニーズや検索意図の参考にすることもできます。
ラッコキーワードで関連キーワードを調べた後は、Googleキーワードプランナーで、検索ボリュームを調べていきます。

Googleキーワードプランナーでは、キーワードごとの月間検索ボリュームを調べることができます。
調べ方は、まずラッコキーワードの右上にある「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックします。

次に、Googleキーワードプランナーにキーワードをペーストし、「開始する」をクリックすればOK。

これで、ラッコキーワードで調べたキーワードの検索ボリュームが確認できます。

右上の下向きの矢印のボタンを押すと、データをダウンロードすることができます。
ステップ③:キーワードの優先順位を決める

ステップ②で絞り込んだキーワードの中から、どのキーワードのコンテンツを先に作っていくか、優先順位をつけていきます。
優先順位を決めて、キーワードを狙っていくことで、効率よくSEO対策をしていくことができます。
優先順位を決める際は、あなたのサイトに合わせて、適切なボリューム数のキーワードを狙っていきます。
- あなたのサイトの検索順位が上位で、大量のアクセスを狙いたい場合は検索ボリュームが多いキーワード(1,000以上)を狙うのも可能です。
- あなたのサイトが、まだ立ち上げたばかりで、SEO対策を始めたばかりなら、100〜1,000のキーワードを狙うことで上位表示されやすくなります。
最低でも100以上の検索ボリュームを狙うのが目安となります。
ボリューム数が多ければ多いほど、競合も多くなりますが、上位表示されれば大量のアクセス数が見込めます。
成果にすばやくつなげるためのキーワードの選び方として、「コンバージョンを意識する」という方法もあります。
再度、ボールペンを扱うECサイトを例にすると、
「ボールペン 種類」、「ボールペン 歴史」といったキーワードであれば、ボールペンの知識を深めたいユーザー向けのコンテンツが多く、ボールペンの購入にはつながりにくいです。
一方で、「ボールペン 通販」や「ボールペン プレゼント」といったキーワードだと、ユーザーはボールペンの購入を目的とした検索が多いため、コンバージョンにつながりやすいです。

ステップ④:キーワードに沿ったコンテンツの制作

最後に、キーワードに沿った内容のコンテンツ(記事)を制作すればOK。
1つのキーワードにつき、1つの記事が基本となります。
1つのキーワードで複数の記事を作成してしまうと、Googleからキーワードの重複と判断されてしまう場合があります。
カニバリが発生すると、サイト内で競合してしまい、アクセス数が半減する事例もあります。

【補足】初心者はロングテールキーワードを狙うべし
初心者がいきなり競合が多いキーワードで上位表示させるのは難しいです。
検索ボリュームの多い、ビッグキーワードで上位表示を狙うには、まずロングテールキーワードを攻めていきましょう。

月間の検索ボリューム(検索回数)が1000回未満と少ないものを狙います。
ニッチなキーワードを攻めることで、SEO上位表示を狙いやすくなります。
また、関連記事も増えていくので、内部リンク対策にもなり一石二鳥です。
ロングテールキーワードについては、【SEO対策】ロングテールキーワードとは?【選び方のコツ】にて、詳しく解説しています。
続いて、具体的なコンテンツ作りの手順を見ていきましょう。
キーワードを意識した記事の作成方法【6ステップ】

具体的なコンテンツ制作の手順は、下記の通り。
- タイトルを決める
- 見出しを決める
- リード文を書く
- 本文を書く
- まとめ文を書く
- 内部リンクによるSEO対策をする
一つずつ、解説していきますね。
①:タイトルを決める
キーワードをタイトル内に必ず入れましょう。
狙ったキーワードをなるべく左側に入れるのがコツです。
検索キーワードを入れることで、Googleに内容を伝えること(SEO面)と読者に記事内容を伝えること(キャッチコピー面)の両方の面に効果があります。
例たとえば、「ブログ 始め方」といったキーワードを含めるのであれば、
「ブログの始め方を7ステップで解説【初心者向け】」
といったような感じです。
SEOに効果的なタイトルの付け方については、下記の記事で詳しく解説しています。
>>ブログ記事タイトルの決め方10のコツと裏技30【SEOに効果的】

②:見出しを決める
次に、記事の見出しを決めます。
狙ったキーワードを適切に入れつつ、読者に伝わりやすい構成にしましょう。
SEOに効果的な見出しの作り方は下記の5つです。
- 階層構造を意識する
- 本文ではh2タグから使う
- h2見出しにキーワードを入れる
- 記事内容が伝わるようにする
- 短くシンプルにまとめる
見出し内にもキーワードを入れますが、不自然になったり、同じキーワードばかり使用するのはNG。
見出しの作り方については、下記の記事で詳しく解説しています。
③:リード文を書く
リード文とは、記事冒頭の導入部分のことです。
リード文にもキーワードを入れましょう。なるべく冒頭部分に入れるのがコツです。
リード文に検索キーワードが含まれていないと、読者に「欲しい情報ではないかも…」と感じさせてしまいます。
Googleの検索エンジンのクローラーは、ページの上部から下部へと情報を取得するため、効率よく情報を伝えることにもつながります。
リード文の書き方については、下記の記事で解説しています。
>>リード文の書き方を5つの手順でわかりやすく解説【例文あり】
④:本文を書く
前のステップで作った見出しに沿って、本文を書いていきましょう。
ユーザーの検索意図にこたえられる記事作りをするのがSEOの基本となります。
検索意図は、サジェストキーワードから推測するのが手っ取り早い方法です。
再度、ボールペンの例をあげると、「ボールペン おすすめ」で検索した結果、サジェストキーワードは下記のようになります。

サジェストキーワードを参考にすると、
- 使用感:書きやすさ
- 対象:ビジネス、学生
- 価格帯:高級、安い
といった感じで、ユーザーのニーズを把握することができます。
これらの情報から、例えば
- 「学生向けのリーズナブルなおすすめのボールペンを探している」
- 「ビジネス向けの高級感があって書きやすいボールペンの定番を知りたい」
といった「検索意図」が推測されるので、検索意図に見合った記事を書いていきましょう。
本文を書く時は、「PREP法」を意識するとわかりやすい文章を書くことができます。
- P:「◯◯は△△です。」
- R:「なぜなら、〜〜だからです。」
- E:「たとえば、〜〜があります。」
- P:「そのため、◯◯は△△です。」
この流れを意識するだけで効率的に本文を書くことができますし、記事内容を簡潔でわかりやすく伝えることができます。

それぞれの見出しごとに「PREP法」を使うことで、読者に伝わりやすい文章となります。
本文の書き方については、下記の記事で詳しく解説しています。
>>ブログの書き方7ステップ15のコツ【初心者向けマニュアル】
⑤:まとめ文を書く
ブログ記事の構成は、基本的に、「タイトル」「リード文」「本文」「まとめ文」の骨組みからなっていますが、「まとめ文」は記事内容の中身全体を簡潔に伝える重要を役割を果たします。
まとめ文は、当然そのキーワードからなる記事をまとめたものなので、キーワードを含めた文章を作りやすいです。
まとめ文で再度キーワードを復唱することで、SEOにもプラスの効果があります。
まとめ文の書き方については、下記の記事で解説しています。
⑥:内部リンクによるSEO対策をする
SEOで上位を狙うにあたって大切なポイントが、関連記事への内部リンクになります。
適切な内部リンクを貼ることにより、クロールされやすいサイトとなり、検索エンジンからインデックスされやすくなります。
また、ユーザーの利便性もあがり、サイト滞在時間も長くなります。
Googleから評価されるためには、内部リンクは重要項目です。
内部リンクによる影響ついては、Google公式のウェブマスター向けガイドラインにも記載されているので、参考にしてみてください。
また、検索ボリュームの多い記事では、記事単体でSEOで上位を取るのが難しいです。
内部リンクを貼って、検索ボリュームの多い記事へ誘導するという、直接的な効果も見込めます。
内部リンクの効果的な貼り方については、ブログ内部リンクのSEOに効果的な貼り方【7つのコツ】にて、詳しく解説しています。
キーワード選定後にやるべきこと4つ

SEOキーワードを選び、記事の作成が無事終わったら、次にやるべきことはについては、下記の4つです。
- 検索順位のチェック
- キーワード選定の継続
- 記事のリライト
- 関連記事の内部リンクの見直し
①:検索順位のチェック
記事を公開したら、まずやるべきことは検索順位のチェックです。
狙ったキーワードでどの位置にランクインしているかを把握することで、次の施策を考える材料になります。
検索順位を調べるには、Googleサーチコンソールを利用する方法もありますが、正確な順位を把握するにはSEOツールの活用が便利です。
- Googleサーチコンソール(無料)
- GRC(無料・有料)

②:キーワード選定の継続
SEO対策は、1回のキーワード選定で終わるものではありません。定期的なキーワードの見直しと追加が必要です。
このように、キーワードの選定を継続することで、新規記事のネタ探しにも役立ちます。
③:記事のリライト
記事を一度書いたら終わりではなく、定期的にリライト(修正・改善)を行うことで、検索順位を上げることができます。
リライトを適切に行うことで、検索エンジンの評価が上がり、順位が向上しやすくなります。
リライトのやり方については、下記の記事で詳しく解説しています。
④:関連記事の内部リンク対策の見直し
コンテンツ制作の手順でも述べたように、関連記事のリンクは重要です。
適切な内部リンクの設定によって、ユーザーの回遊率が向上し、SEO効果が高まります。
関連記事が積み上げ、内部リンクでつないで、クロールされやすいサイトにしていきます。
内部リンクの効果的な貼り方については、ブログ内部リンクのSEOに効果的な貼り方【7つのコツ】にて、詳しく解説しています。

キーワード選定に関するよくある質問4つ

最後に、キーワード選定に関するよくある質問についてお答えします。
- Q1:キーワード選定はどのタイミングで行うべき?
- Q2:キーワードの数はどのくらい設定すればいいの?
- Q3:検索ボリュームが低いキーワードを選んでも大丈夫?
- Q4:キーワードの競合性はどのように判断すればいいの?
Q1:キーワード選定はどのタイミングで行うべき?
キーワード選定は、記事作成の最初の段階で行うのが基本です。
SEO対策を考慮した記事を書くためには、適切な検索キーワードを決め、それに基づいて記事の構成や内容を設計する必要があります。
ただし、記事公開後も定期的にキーワードの見直しを行うことが重要です。

Q2:キーワードの数はどのくらい設定すればいいの?
1つの記事に設定するキーワードの数に明確な決まりはありませんが、基本的にはメインキーワード1つと関連キーワードを数個選定するのが一般的です。
過剰にキーワードを詰め込みすぎると、不自然な文章になり、Googleからの評価が下がる可能性があります。
キーワードの選定時には、検索ボリュームと競合性を考慮しつつ、自然な流れで使えるワードを選ぶことが重要です。
また、共起語やサジェストワードを適宜組み込むことで、より自然なSEO対策が可能になります。
Q3:検索ボリュームが低いキーワードを選んでも大丈夫?
検索ボリュームが低いキーワードでも、競争が少なく、特定のニーズに応えることができれば、有効なSEO対策となります。
特に、スモールキーワードやロングテールキーワードは、特定のターゲット層に訴求しやすく、コンバージョン率を高める可能性があります。
>>ロングテールキーワードとは?【SEOに強い選び方と具体例】
Q4:キーワードの競合性はどのように判断すればいいの?
キーワードの競合性を判断するには、Google検索を使って実際に検索結果を確認し、上位表示されているWebサイトの種類や強さを分析するのが有効です。
GRCなどのSEOツールを使えば、サイトを一つずつ分析する手間をかけることなく、キーワードごとの競合性スコアを数値で簡単に確認できます。
まとめ:キーワードを戦略的に選んでSEO上位表示を狙おう!

本記事では、SEO初心者向けにキーワード選定のやり方を解説しました。
再度、要点をまとめると下記の通り。
- キーワードの候補を出す
- キーワードを絞り込む
- キーワードの優先順位を決める
- キーワードに沿ったコンテンツの制作
- タイトルを決める
- 見出しを決める
- リード文を書く
- 本文を書く
- まとめ文を書く
- 内部リンクによるSEO対策をする
- 検索順位のチェック
- キーワード選定の継続
- 記事のリライト
- 関連記事の内部リンクの見直し
適切なキーワードを選ぶことで、検索上位表示や集客アップに直結します。
キーワード選定は、単に思いついた単語を使うのではなく、データを分析し、検索意図を把握したうえで戦略的に決定することが重要です。
