フランスのギターメーカー「Lag Guitars」のアコースティックギター、Tramontaneシリーズの「T70A」を購入しました。
開封の儀式と共に、詳しくレビューします。
近年、話題の「LAG」ですが、かなり人気があるようで、
行きつけの楽器店でも聞いてみたところ、「入荷してもすぐ売り切れてしまう」とのことでした。
僕が今回購入したのは、ナチュラルカラーのギターですが、
他にも、ブラウンバーストと、日本限定色のブラックサテンがあります。
目次
Lag Guitars T70Aを購入した理由
LAGギターを購入した理由は、
- デザインが好み
- 価格が安い
- フランスのメーカーに対する興味
が主な理由です。
中でも、一番の理由はデザインですね。
欧風な雰囲気があって、個人的に好みでした。
ちなみに楽天で、
「21,450円」で購入しました!(本体価格19,500円+消費税)
かなりリーズナブルですよね。
一体どんなギターなのか見ていきましょう!
この記事の信頼性
僕自身、ギター歴は25年ほどで、
安ギターから、高級ギターと呼ばれるハイエンドなモデルまで、さまざまなギターを弾いてきました。
なので、ギターに関しての知識は心得ています。
では、早速見ていきましょう!
LAG Guitars T70A:開封編
まずは、到着から開封までの流れを、臨場感たっぷりにお届けします(笑)
プチプチ(緩衝材)でしっかりと梱包され、到着。
配送業者は佐川急便でした。
プチプチを剥がすと、「LAG」のロゴのついたダンボールがあらわに。
そして、いざ開封!
「パカッ。」
ギターケースにつつまれ、まだ本体は見えておりませんが、
徐々に気分も高まります!
ケースは、よくある安いギターのペラペラのソフトケースとは違い、
固めで厚みのある、がっしりとしたケースでした。
大きめのフロントポケットがひとつあり、楽譜やクロスなど、小物類も収納できます。
通常に利用においては、十分使えるクオリティのケースです。
よほど雑に扱わない限り、なんら問題なく使用できるでしょう。
両肩で背負うタイプなので、リュック感覚で持ち運べます。
サイドには取っ手も付いているので、手提げでの利用もOKです。
そして、ケースを開けると、
いよいよ本体登場!
なのですが、
ボディとヘッドが、しっかりと保護されていました。
これだけ気を使っていただけると、安心感がありますね。
では、
いよいよ完全なる、ギター本体の姿がこちらです!
じゃじゃん♪
「おぉ〜……」
ギターが届いた時の、感慨深い瞬間。
この感覚、味わったことがある人も多いのではないでしょうか?
「キレイ!」
そして、
「おしゃれ!」
第一印象、バッチリです。
ひととおり、全体に不具合がないか確認しましたが、
傷や割れなどもなく、一安心。
では、各部、こまかく見ていきましょう。
LAG Guitars T70A:詳細編
テンションの高まる、開封のひとときを終えたので、ここからはギター本体について細かく見ていきましょう。
ヘッド部分
まずは、ヘッド周辺部分。
中央部分と、ペグの部分で段差となっている独特なデザイン。
「LAG」のロゴ部分は、白木を埋め込んでおり、木目も出ています。
ペグはブラックのロトマチックタイプ。
ブラックというのも個性的ですが、絵柄もほどこされていて、こだわりを感じます。
ナットもブラックで統一されています。
ペグ、ナット共に、精度も異常なしです。
ネック周り
指板はローズウッドで、ポジションマークは無く、シンプル。
サイドにはしっかりポジションマークが付いているので、視覚的に弾きにくいということもありません。
ネック材はOkoume(オクメ)を採用しており、クセが少なく、オールラウンドに対応していける印象です。
素材はマット(つや無し仕上げ)なので、サラッとした感触で、弾き心地もGOOD。
ネックの厚みは、比較的薄めで、手が小さめな僕にとっては非常に好みのグリップ感です。
初心者の方に向いている、「弾きやすいネック」と言えます。
弦高は6弦12フレット上で、約2.5mm。
初期設定にしては低めで、調整しなくてもかなり押さえやすいです。
個人的に、一番心配していたのが、フレットサイドのバリです。
安価なギターは、フレットの処理が甘いものがあり、
「手にひっかかって、弾きにくい」ということもあります。
このギターも、その点は不安だったのですが、
「まったく問題なし」
でした。
"ホッ"と一安心。
ボディ
続いて、ギターの顔とも言える、ボディ。
エンゲルマン・スプルース単板となっています。
この価格帯にしては珍しく、まさかの単板です!
すばらしい。
豪華。
ネック同様、サテンフィニッシュ仕上げとなっており、マットな質感。
グロス仕上げ(つやあり)に比べ、より自然な木材の響きを感じられる印象です。
サウンドホール周りにデザインされた模様や、トップ外周のバインディングも、
独特の雰囲気があって、僕は好き。
ボディ裏の木目も、なんだかアンティーク風なオーラがあります。
ギター全体像
スタンドに立てて、全体像を撮ってみました。
映えますね。
おしゃれな部屋に早変わり。
インテリア的にも素敵です。(もちろん飾るだけではなく、弾いてあげましょう笑)
追記(サウンドの参考に)
YouTubeに、このギターを使用した演奏動画をアップしました。
よかったら参考にしてみてください。
🔽
✅【ソロギターでジブリ】さんぽ(となりのトトロより)【Lag T70A】
✅【ソロギター】ハトと少年(スラッグ渓谷の朝)【天空の城ラピュタ/ジブリ】
✅かぐや姫の物語『いのちの記憶』(Fingerstyle Guitar)
LAGギターの総評
僕が感じた印象を本心でお伝えしたのですが、
なんだか「ほめすぎ!」といったくらい、高評価な感想ばかりになりました。
気になった点を、しいて言うなら、
- ナットや、ブリッジが牛骨ではなく、プラスチック製。(この価格帯でそこまで求めるのはナンセンス。)
- 重量がほんの少し重め。(あくまでも”ほんの少し”です。)
といった程度です。
冒頭でも書きましたが、
僕自身、安ギターからハイエンドないわゆる高級ギターといわれるギターまで、
さまざまなギターを弾いてきました。
この価格帯でこのクオリティは、「ひと昔前じゃ考えられないレベル」といって差し支えないと思います。
約2万〜3万円と、非常にリーズナブルなので、
これからギターを始めてみたいと考えている初心者の方も手に取りやすいですし、
メインギターをお持ちの経験者の方のサブギターとしてもおすすめできます。
Lag T70Aがおすすめな方
- 安価で、なるべく弾きやすいギターがほしい。
- ちょっと変わった、おしゃれなデザインのギターが好き。
- 同価格帯の中でも、ワンランク上のサウンドを求めている。
上記にあてはまる方には、特におすすめできるギターです。
このギターが気になっているという方に、
実際に購入した僕が、”一番伝えたい一言”は、
「見た目が気に入ったなら買って損なし!」
です。
愛着わく一台として、頼れる相棒となってくれるでしょう!
「このギターを購入後におこなったクリーニング方法」については、こちらの記事をどうぞ。
🔽
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ギター購入後に一番最初にやるべきクリーニング【メンテナンス】
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「まずは1曲、とにかく弾けるようになりたい!」といった方は、こちらも参考にしてみてください。
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【無料レッスンあり】ギター上達おすすめ音楽教室まとめ【オンラインもOK】
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