- ソロギターの魅力
- まずは教則本からはじめるべき理由
- 初心者おすすめのソロギター教則本
目次
はじめに
ギター1本で、メロディ、リズム、伴奏すべてを奏でることができる、ソロギター。
- 一人で始めることができるので、スタートのハードルが低い。
- バンドと違い、メンバー探しや、人間関係の手間がはぶける。
- 落ち着いて、自分のペースで練習できる。
など、
ソロギターならではのメリットはたくさんあります。
しっとり聞かせる曲から、カッコいいテクニカルな演奏まで、
さまざまなスタイルで奏でることができるのも、大きな魅力です。
普段はエレキギターを弾く方にもおすすめ
はじめてギターを手に取るといった方はもちろん、
「普段はエレキギターを弾いているけど、アコースティックギターも弾いてみたい!」
といった方にも、ソロギターはおすすめです。
ソロギターを演奏できるようになるのはもちろんですが、
1人で複数の役目を果たすソロギターを学ぶことで、
エレキギターを弾く際の、
「演奏スキル」や「アレンジ力」、「メロディセンス」の向上にもつながります。
ソロギターをはじめるために
これからソロギターをはじめるにあたって、
- どんな練習をしたら良いかわからない。
- どのようにして曲が弾けるようになるのかわからない。
- そもそも、何から始めたら良いかわからない。
など、
最初は、まったくなにがなんだかわからなくて不安ですよね。
僕自身ももちろんそうでしたし、みんなスタートする時はわからないことだらけだと思います。
それでも、きちんと正しい方法で練習さえすれば、”誰でも”ソロギターが弾けるようになります。
今はインターネットで検索したり、YouTubeの動画を参考にしてみたり、
いろいろ情報を得る手段はたくさんあります。
もちろん、それらのコンテンツから学ぶことも有益であることは間違いないのですが、
最初は素直に教則本からはじめるのがおすすめです。
教則本からはじめるべき理由
僕自身、実は、上達するまでにかなり遠回りしてきたタイプです。
練習方法を試行錯誤し、数々の失敗を重ねてきました。
そんな中でたどりついた答えは、
「初心者の方は、まず教則本から素直にはじめるのが、もっとも効率的である。」
という結論です。
25年間ギターを弾いてきた経験から、まずは教則本からはじめるべき理由をお伝えします。
体系的に学ぶことができる
ネットの情報やYouTubeの動画だと、弾き方などのテクニック、音楽理論など、
どうしても、バラつきがあり、偏ってしまいがちになります。
その点、教則本であれば、順序立てて、わかりやすくステップアップしていくことができます。
1冊仕上げることで、ギターの基礎的な知識から、さまざまな演奏方法まで網羅的に学ぶことができるので、
結局、近道になります。
達成感もわかりやすいです。
モチベーションが上がり、続けやすい
正直に言うと、ギターは挫折しやすい楽器の一つと言えます。
よく言われることなのですが、
「1年以内に9割が挫折する」と言われています。
なので、モチベーションを保つことは非常に大事な要素と言えます。
お気に入りの教則本があれば、モチベーションも上がりますし、
「今日はここまで進めよう!」「せっかく買ったし、頑張ろう!」と気持ちを高めることができます。
練習に取り組みやすい環境ができる
本であれば、サッと手に取りやすく、譜面も見やすいため、
練習に取り組むハードルも下がります。
ほんの小さなことに思えるかもしれませんが、
ギターをいつでも気軽に弾ける環境作りは大切です。
初心者おすすめソロギター教則本3選
ここまでソロギターの魅力や、教則本で学ぶメリットについてお伝えしましたが、
ここからは、本題でもある、
「ソロギター初心者の方におすすめの教則本」を、3冊ご紹介します。
どれもCD付きなので、模範演奏を確認しながら、
独学でも安心して練習に取り組むことができます。
とことん厳選したので、きっと、お気に入りの1冊に出会えるはずです!
①:ギタリスト養成塾 はじめてのソロ・ギター入門
著者:南澤 大介
作・編曲家として、プラネタリウムや演劇、TVなどのサウンドトラック制作を中心に活動中。
ギター1本でロックやポップスの名曲を演奏したCD付き楽譜集「ソロ・ギターのしらべ」シリーズが累計40万部を突破し、楽譜としては異例のベストセラーを続けている。
ソロギター界のレジェンドであり、CD付き楽譜集「ソロ・ギターのしらべ」シリーズで有名な、南澤大介氏。
その南澤氏の著書の一つである、「はじめてのソロ・ギター入門」が1冊目のおすすめになります。
Amazonのソロ・ギター書籍の中でも一番人気の本です。
ギターの構え方
弦の張り方
チューニングについて
楽譜の読み方
など、基本中の基本から、
テクニック面も、基本から特殊なテクニックまで網羅されています。
また、
爪の手入れや、ギターのメンテナンス方法などの細かい部分についても書かれており、
「初心者の知りたい知識がすべて詰まっている」と言える、
まさに「はじめてのソロ・ギター」の名にふさわしい1冊です。
②:文字と楽譜が大きい 基礎からわかるソロ・ギター(改訂版)
著者:浦田 泰宏
千葉県出身。ギタリスト、ギター講師としての経歴を経て、スコアの採譜及び、シンコーミュージックやヤマハミュージックメディアなど、教則本や音楽雑誌への寄稿を中心に活動している。
書籍タイトルの通り、文字と楽譜が大きく、
非常に練習しやすいです。
また、写真も豊富で、こまかいフォームなどがわかりやすいのも特徴です。
ギターや楽譜の基礎知識から、
右手のピッキング
左手のフィンガリング
基本となるアルペジオやコード、スケール
ハンマリング、プリング、ビブラートなどテクニックの基礎
練習曲
といったようにステップアップ方式で上達していける内容となっています。
かなり初級向けの教則本で、
”はじめての方でも挫折せずに仕上げることができる”、取り組みやすい1冊です。
③:メロディ→伴奏→ソロの3ステップ方式でソロ・ギターを誰でも弾けるようになる本
著者:佐藤 雅也
玉川大学芸術学部パフォーミングアーツ学科 非常勤講師、(財)ヤマハ音楽振興会認定クラシックギター、ウクレレ講師。
エレキギターを宮脇俊郎、クラシックギターを上田浩司、石田忠、スペインにてJesus Pinedaに師事。
渋谷、横浜のヤマハ教室、逗子ファンデーク音楽院、各所にてギター、ウクレレ講師として活動。
こちらも、上記の2冊と同様、
ギターを弾く上での基礎知識から、右手、左手の基本や応用テクニックまで、
全面的に網羅されている1冊です。
他と違って特徴的なのは、
最初に「メロディ」だけを練習し、次に「伴奏(コード)」を練習。
最後に二つを合わせて「ソロ・ギター」に挑戦する。
といった、
「メロディ」、「伴奏」、「ソロギター」の3ステップ方式になっているといった点です。
非常に論理的に上達につながる構造になっています。
また、掲載されている曲も豊富なので、楽しくトライできる1冊です。
最後に
今回は、ソロギターをはじめたい方に向けておすすめの教則本をご紹介しました。
ソロギターは、なんといっても、「一人で楽曲を成立させられる」といった点が特徴です。
気軽に取り組むことができるので、趣味としてもはじめやすいのも魅力的。
腕が上がっていく達成感もありますし、
なにより、弾いていて楽しいです。
一旦、曲が弾けるようになると、
やりたい曲がどんどん出てくるので、そこからはさらなる上達へのループに突入します。
楽しく上達していくためにも、お気に入りの教則本をまずは1冊、仕上げてみてはいかがでしょうか。
1冊終わる頃には、
あなたもソロギターを奏でる1人となっていることでしょう!