「超絶テクニカルなプレイを披露したい!」
「速弾きをカッコよく弾けるようになりたい!」
「変わったテクニックでみんなを驚かせたい!」
など、
ギターをやっている方で、速弾きに興味のある方はたくさんいると思います。
僕自身も速弾きに憧れ続けていましたし、テクニカルなプレイに魅力を感じてきた一人です。
ただ、「速弾きはやっぱり難しそう!」といったイメージがありますよね。
こんな風に弾いてみたいと思いつつも、
なかなか挑戦できずにいる方も多いのではないでしょうか。
たしかに習得するのが大変な分野であると思いますが、
正しい方法で練習すれば”確実に”弾けるようになります!
目次
近道は無くとも回り道をいく必要はない
僕が大好きなギタリストの一人で、
ジョン・ペトルーシさん(DREAM THEATERという超絶技巧派バンドのギタリスト)
という方がいるのですが、
その方のインタビューで、
「やっぱり時間はかかるよ。近道なんて無いんだ。」
という言葉があります。
…たしかにその通り。
速弾きを習得するのに時間がかかるのは事実です。
ただ、近道は無くとも、なるべく遠回りをせずに、
”一直線に上達するような練習”をすることは可能です!
よくありがちな遠回りの例としては、
- すでに弾けるフレーズばかり弾いて、練習している気になってしまう。
- まったく弾けていないのに、弾けていると思い込んでいる。
- このフレーズはどういった技術に役立つのか意識せず、特に考えずにぼんやり練習している。
などなど、他にもたくさん考えられます。
効率の悪い練習をして、時間を使ってしまうことも多いと思うんです。
(ちなみに、上記の遠回りの例は、すべて僕自身の体験談でもあります笑)
そんな時に、手元に教則本がいくつかあることで、軌道修正するキッカケとなってくれます。
教則本は圧倒的にコスパが良い
教室などに通って教えてもらうことも、もちろん良いかもしれませんが、
月謝がかかったり、時間や場所的な問題、講師との相性などもあります。
それに比べると、本であれば、自分のペースで自由に学べますし、
合う合わないも、自分で見て判断することができます。
そして、なにより、コスパが圧倒的に良いです。
教室などで習うのに比べると、
本であれば、仮に数冊まとめ買いしても、数千円で済みます。
非常に低コストで質の高い自己投資だと思いませんか?
結局、上達するかしないかは、自分自身の練習次第です。
ぜひ、自分に合った教則本を見つけて、
初心者から抜きん出るためにも、一歩踏み出してみましょう!
きっと、新しい世界が見えるはずです。
大丈夫。
僕にもできたのですから、あなたにもできます。
速弾きに取り組む際のポイント
速弾きの練習でのポイントとしては、
- 1音1音丁寧に弾くのを意識すること。
- 確実に弾けるゆっくりのテンポからはじめ、少しずつテンポを上げていくこと。
- 焦らず、じっくり取り組むこと。
です。
練習するにあたって、頭の片隅に置いておいてくださいね。
それでは、ギター歴25年、教則本は100冊以上は読んできた教則本マニアの僕が、
”速弾きギターおすすめ教則本”を厳選して、3冊ご紹介します。
前述した通り、速弾きやテクニカルなギターは、
僕がずっと情熱をそそいできた分野であるので、
特に自信を持ってお伝えできる内容となっています。
ぜひ、参考にしてみてください。
速弾きギターおすすめ教則本3選
地獄のメカニカル・ギター・ドリル 狂気の技術鍛練編
著者:小林信一
MI JAPAN東京校のギター講師である小林信一さん。
速弾きやテクニカルなギターに関しての著書が多く、著書の「地獄」シリーズ、「天国」シリーズは、いずれも有名作です。
裸にネクタイでプレイする姿がとても印象的なギタリストです。
速弾き教則本の定番でもある「地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ」シリーズ。
速弾きギタリスト界隈では超有名な本なので、持っている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに僕は全シリーズ、発売されるたびに、即購入していました。
中でもシリーズ1作目を元にリメイクされた、「地獄のメカニカル・ギター・ドリル 狂気の技術鍛練編」がイチオシです。
どれもやりがいのあるフレーズばかりで、腕が鍛えられることは間違い無いでしょう。
ギターソロのみならず、バッキングのフレーズも含まれていますし、
テクニカルなギターが幅広く練習できます。
課題のフレーズがなかなか弾けない時は、
簡略化したフレーズが、梅、竹、松と紹介されており、
ステップアップ方式で上達していくことができます。
また、各フレーズでの説明文やコラムも優れた内容ばかりで、
弾き方はもちろん、リズムの取り方や楽曲についての知識など学びになることがとても多いです。
各章末には、小曲や、最終課題曲も含まれており、
非常に充実した内容の1冊です。
同シリーズだと、他にも、「決死の入隊編」もかなりの良書です。
こちらも狂気の技術鍛練編と同様、テクニカルなギター全般について学べる、バランスの取れた1冊だと思います。
1冊目が終わってから取り組んでみても良いですし、2冊から自分の気に入ったフレーズや、上達させたいテクニックをピックアップして練習するといった方法も面白いと思います。
バカテク・ギター虎の巻[保存版]
著者:藤岡幹大
MI JAPAN大阪校、東京校の講師や数々のバンドでのサポートギターなどでご活躍されていた、藤岡幹大さん。
講師業や音楽教育に長く携わっていただけあって、
教え方、説明が非常にわかりやすいです。
彼の教則本の中でも「アドリブ・ギター虎の巻」シリーズはかなり有名な作品です。
音楽理論の知識も豊富で、トリッキーなプレイが特徴のギタリストです。
この本は、僕が色々と試してきた本の中でも、最高レベルの難易度の1冊です。
明らかに難しいフレーズはもちろんの事、
一見、弾けそうなフレーズでも、なんじゃこりゃ!?な運指だったり、
高度なフレーズが満載です。
この本のおかげで僕はかなり鍛えられました(笑)
「アドリブ・ギター虎の巻」シリーズの著者の作品というだけあって、
フレーズを作る際に役立つアイデアもたくさん詰まっています。
トリッキーなフレーズも多いので、他のギタリストとは一風変わったフレーズを身につけたい方にもおすすめです。
難しいですが、挑戦しがいのある骨太の1冊ですね。
烈奏ギター道場
著者:大村孝佳
超高速な速弾きでおなじみの大村孝佳さん。
BABYMETALのバックバンド(神バンド)やマーティ・フリードマンのサポートギタリストとしても活動され、現在はご本人のソロ活動やサポートなど、多方面においてご活躍されている方です。
超絶テクニックのみならず、音楽理論やギターの木材、メンテナンス関連まで、幅広い知識を持っている、まさにスーパーギタリストです。
この本は、それぞれのフレーズにおいて、こういう能力を身に付けるといった意図が非常に明確に書かれているのが特徴で、効率的に上達していけるフレーズのオンパレードです。
また、プレイ・フォームの写真や説明が非常にわかりやすく、
間違ったフォームのまま練習してしまうのを未然に防ぐことができます。
上達しやすいフォームを身につけることで、着実に実力がアップする1冊です。
最初はウォームアップ的なフレーズもありますが、徐々に難易度も上がっていきます。
さまざまなテクニックを身につけられたり、各指が鍛えられたり、
最終的に速弾きに繋がっていくような、よく練られた厳選フレーズばかりです。
これを1冊仕上げると、驚くほど指が動くようになります。
日々の練習においても、実践においても、広く応用できる内容です。
また、こちらの本には、「異種格闘技編」という続編も発売されています。
格闘技に例えたフレーズで、ギター力を鍛えるという、ユニークな教則本です。
こちらもなかなか面白いので、前作が気に入った方や、体育会系スタイルで鍛えていきたい方にもおすすめです(笑)
いかがだったでしょうか?
速弾きやテクニカルなギターを身につけると、フレーズの組み立てやプレイの幅が広がり、
ギタリストしての表現力が豊かになります。
習得するのは大変な部分もあるかもしれませんが、
自分が弾いてみたいと思うようなテクニックだけでも、まずはチャレンジしてみて、
ギターをより楽しめるような力を磨いていって欲しいと思います!
「音楽理論についても学んでみたい!」といった方はこちらの記事もどうぞ。
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