

この記事は、上記のお悩みを解決できる内容となっています。
- さくらのマネージドサーバとは?通常サーバーとの違い
- さくらのマネージドサーバの特徴と強み
- さくらのマネージドサーバのメリット・デメリット
- さくらのマネージドサーバはこんな人におすすめ!
- さくらのマネージドサーバに関するよくある質問

この記事を書いている僕は、ブログ歴・エンジニア歴15年以上で、当サイトではブログ運営に役立つノウハウを発信しています。
今回はWebサイトを運営する上で避けて通れないレンタルサーバー選びについて、さくらのマネージドサーバという、ちょっと特別なサービスについて徹底的に解説していきます。
さくらのレンタルサーバとマネージドサーバ、この2つの違いをご存じでしょうか?
「さくらのレンタルサーバ」と聞くと、多くの人が「初心者向けで手軽に使える共有サーバー」というイメージをお持ちかもしれません。
しかし、実はその上位プランとして「マネージドサーバ」という、さらに高性能なサービスが存在するんです。
この記事では、「さくらのマネージドサーバ」と「さくらのレンタルサーバ」の違いを明確にしながら、その特徴やメリット・デメリット、そしてどんな人にぴったりなのかを、初心者にも分かりやすく解説していきます。

目次
さくらのマネージドサーバとは? 通常サーバーとの違いを徹底比較

マネージドサーバーとは? 運用・管理の手間を代行

マネージドサーバーとは、その名の通り「サーバーの運用・管理を事業者側が代行してくれるサービス」です。
通常のレンタルサーバーでは、セキュリティ設定やOSアップデート、障害対応といった運用作業をユーザー自身で行う必要があります。
しかし、マネージドサーバーなら、サーバー監視・バックアップ・セキュリティ対策までプロが一括で代行。
専門知識がなくても安定した環境を利用できるのが最大のメリットです。

さくらのレンタルサーバとの違いは「専有性」と「安定性」
「さくらのレンタルサーバ」は複数ユーザーで1台のサーバーを共有する仕組みですが、マネージドサーバは1契約でサーバーを専有できます。
そのため、CPUやメモリを他のユーザーと取り合う心配がなく、安定した処理性能を発揮可能。
アクセス集中時も表示速度が落ちにくい点は、大規模サイトやECサイトにとって重要なポイントです。
また、レンタルサーバーに比べるとセキュリティの自由度も高く、自社の利用環境に合わせたカスタマイズが可能。

VPS・専用サーバーとの違いを運用面から解説

VPSや専用サーバーは自由度が高い一方で、運用管理のほぼすべてをユーザーが担う必要があります。
サーバー構築やセキュリティパッチ適用など、専門的な知識を持たないと運用にリスクが伴います。
それに対し、さくらのマネージドサーバは「専用環境+運用代行」という位置づけ。専用サーバ並みの安定性を確保しつつ、管理はすべてプロに任せられます。

さくらのマネージドサーバの料金プランとスペック

さくらのマネージドサーバの料金プランを詳しく紹介
さくらのマネージドサーバの料金プランは、スモール・ミディアム・ラージの3つに分けられています。
項目 | スモール | ミディアム | ラージ |
---|---|---|---|
月額換算 | 7,485円〜 | 13,544円〜 | 25,661円〜 |
初期費用 | 17,600円 | 17,600円 | 17,600円 |
料金プランごとのサーバーのスペック
各プランにおけるスペックの違いは下記の通り。
項目 | スモール | ミディアム | ラージ |
---|---|---|---|
vCPU / メモリ | 2core / 8GB | 8core / 16GB | 16core / 32GB |
SSD容量 | 500GB | 1TB | 2TB |
転送料 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース作成数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
CDN利用 | ◯ | ◯ | ◯ |
外部接続許可設定 | ◯ | ◯ | ◯ |
ファイル共有(WebDAV) | ◯ | ◯ | ◯ |
バックアップ&ステージング | ◯ | ◯ | ◯ |

さくらのマネージドサーバのメリット5つ

- 他ユーザーの影響を受けず安定稼働できる
- 面倒なサーバー保守・運用は不要
- 大容量・高速SSDで快適な環境
- 便利な機能が標準搭載
- サポート体制と老舗ブランドの安心感
①:他ユーザーの影響を受けず安定稼働できる
さくらのマネージドサーバは、OS領域と専用IPを独占できるのが大きな特長です。
CPUやメモリといったリソースを他ユーザーと共有しないため、アクセス集中や障害による影響を受けにくく、安定した運用が可能です。
レンタルサーバーでは「他の利用者の影響で動作が重い」という悩みがありますが、マネージドサーバならその不安を解消できます。
②:面倒なサーバー保守・運用は不要
OSやミドルウェアの保守、セキュリティ対策、障害対応といった煩雑な管理作業は、すべてさくらインターネット側が代行してくれます。
管理費用も月額料金に含まれているため、クラウドサーバーのようにエンジニアを自社で抱える必要がありません。

③:大容量・高速SSDで快適な環境
プランはスモール(500GB)、ミディアム(1TB)、ラージ(2TB)の3種類。
すべてSSDストレージを採用しており、大容量かつ高速な環境が利用可能です。

④:便利な機能が標準搭載
さくらのマネージドサーバには、サイト運用に便利な機能が豊富です。
バックアップ・ステージング機能に加え、WebDAVによるファイル共有やモニタリングツールが標準で利用できます。
また、CDN(コンテンツブースト)が毎月300GBまで無料なのも魅力。

⑤:サポート体制と老舗ブランドの安心感
さくらインターネットはインターネット黎明期から長年レンタルサーバーを提供してきた老舗企業です。
サーバー名 | 運営開始年 | 利用者数の目安 |
---|---|---|
さくらのレンタルサーバ | 1996年 | 多数 |
シンレンタルサーバー | 2021年 | 少数 |
エックスサーバー | 2003年 | 多数 |
ConoHa WING | 2013年 | 中~多 |
ロリポップ! | 2001年 | 多数 |
mixhost | 2016年 | 中~多 |
障害対応やナレッジベースも充実しており、初心者から法人エンジニアまで安心して利用できます。

さくらのマネージドサーバのデメリット3つ

- 共有サーバーより月額料金が高い
- 初期費用がかかる
- プラン数は3つのみ
①:共有サーバーより月額料金が高い
月額7,485円〜と、通常のレンタルサーバー(スタンダード月額500円〜)と比べるとどうしても割高です。
専有リソース・手厚い運用代行が含まれているため仕方ありませんが、個人ブログや小規模サイト運営ではコストオーバーになるケースもあります。
②:初期費用がかかる
さくらのマネージドサーバは、スモール・ミディアム・ラージすべてのプランで17,600円の初期費用がかかります。
共用レンタルサーバーでは初期費用無料となっているサーバーも多いため、導入時に高く感じる方もいます。
ただし、この費用は一度支払えば済み、長期運用を前提とすれば負担は小さくなります。
さらに、専有リソースによる安定性や保守サポートが含まれているため、初期投資として考えると十分に価値があります。

③:プラン数は3つのみ
選べるのはスモール・ミディアム・ラージの3種類。

さくらのマネージドサーバがおすすめな人は?

- サーバー管理の知識や人材が不足している企業
- 表示速度や安定性を重視するWebサイト運営者
- 大規模サイトや将来の拡張を見据えた事業者
- 複数サイトやメールを効率的に管理したい法人
- 信頼できるインフラと長期利用の安心感を求める方
サーバー管理の知識や人材が不足している企業
サーバー運用は「さくらインターネット」が代行してくれるため、社内にITエンジニアがいなくても導入可能です。
OS更新やセキュリティパッチ、障害対応まで任せられるので、IT担当者を置けない中小企業やベンチャー企業にとって大きな助けとなります。

表示速度や安定性を重視するWebサイト運営者
さくらのマネージドサーバは、専有リソース(CPU・メモリ)を利用できるため、他ユーザーの影響を受けずに安定したパフォーマンスを発揮します。
さらに、SSDストレージによる高速処理や無料で使えるCDNブースト(300GB/月)が標準搭載されており、大規模アクセス時でも表示速度を落としません。
これにより、ユーザー体験の向上だけでなく、SEO評価の改善にもつながります。

大規模サイトや将来の拡張を見据えた事業者
最大2TBまで選べるSSD容量や高い拡張性により、大規模な会員制サイト、メディア運営、社内ポータルシステムなどにも対応可能です。
今後のビジネス拡大を視野に入れている企業にとって、安心してスケールアップできるインフラ環境が整っています。
複数サイトやメールを効率的に管理したい法人
複数の独自ドメインやメールアドレスを一括で管理できるため、部門ごとのメール運用や複数サイトの並行運営に適しています。
共用サーバー特有の「他社の迷惑行為による配信遅延やブロック」といったビジネスリスクから完全に解放。

信頼できるインフラと長期利用の安心感を求める方
さくらインターネットは創業25年以上の実績を持つ老舗インフラ企業です。
24時間365日の監視体制や充実したサポートに加え、国内データセンターによる運用で安心感は抜群。

さくらのマネージドサーバに関するよくある質問

- Q1:マネージドサーバーってなに?
- Q2:独自ドメインは利用できますか?
- Q3:WordPressは利用できますか?
- Q4:初期費用はどのくらいかかりますか?
- Q5:サポート体制はどうなっていますか?
Q1:マネージドサーバーってなに?
マネージドサーバーは、サーバーの管理や運用作業をプロがすべて引き受けてくれるサービスです。
普通の専用サーバーと違い、面倒な管理作業や設定はホスティング会社が対応してくれるので、初心者でも安心して使えます。
Q2:独自ドメインは利用できますか?
はい、さくらのマネージドサーバでは独自ドメインを自由に利用できます。
さくらインターネットのドメイン取得サービスを利用することも可能ですし、他社で取得したドメインを持ち込むこともできます。
SSL証明書にも対応しており、無料のLet’s Encryptから有料の証明書まで選択できるため、セキュアな環境で安心してサイト運営が可能です。
Q3:WordPressは利用できますか?
利用できます。
さくらのマネージドサーバは、WordPressを含むCMS運用を想定して設計されており、Nginx+高速SSDにより快適なパフォーマンスを発揮します。
さらに、ステージング機能や自動バックアップ機能も標準搭載しているため、テスト環境での確認やトラブル時の復元も容易です。

Q4:初期費用はどのくらいかかりますか?
全プラン共通で初期費用は17,600円(税込)です。
月額料金はスモールで7,485円〜、ミディアムで13,544円〜、ラージで25,661円〜となっています(36ヶ月契約時の月額換算)。

Q5:サポート体制はどうなっていますか?
さくらインターネットはメールサポート、チャットサポート、コールバック予約と各種サポート体制が整っています。
サポートコンテンツも充実しており、料金のお支払いに関する確認から操作方法、サーバー情報などあらゆる情報を網羅しています。

まとめ:さくらのマネージドサーバで法人利用も安心!

今回は、さくらのマネージドサーバについて、通常のレンタルサーバーとの違いもふまえ解説しました。
簡潔にまとめると、通常のサーバーはユーザー自身で運営を管理する必要があるのに対し、マネージドサーバーは運用を提供会社が代行してくるといった違いがあります。
特にさくらインターネットのマネージドサーバは、専有リソースで安定性を確保しつつ、運用や管理を代行してくれる安心のサービス。
共用サーバーの不安定さや専用サーバーの難しい管理に悩む必要がなく、法人から個人のWebサイト運営まで幅広く対応できます。
料金はスモール・ミディアム・ラージの3つのプランから選べ、WordPressの快適運用やバックアップ、ステージング、CDNブーストなど便利な機能も標準搭載。
セキュリティや障害対応もエンジニアがカバーしてくれるので、初心者から法人まで安心です。
「安定性は欲しいけど運用作業は任せたい」と思う方に、老舗で信頼感バツグンのさくらのマネージドサーバは特におすすめです。
